憎悪との対峙
25 冷血の構築者
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12月のイベントのチケットも同封するのでぜひ来てください!!
引き続き木曜のドラマと金曜のバラエティー番組には出演します!!
ぜひ見て下さいね!!
「....スズカちゃん」
手紙にはCDやイベントのチケット、写真集や映像メディアが入っているものも多かった。
既に持っているものばかりだが、消印を見ると、発売日よりも数週間早い。
彩斗は自分でも知らぬうちに自分を大切に思ってくれている人がいたという事実で胸が温かかった。
自然と笑みが生まれ、深呼吸をする。
「こんなアイドルも珍しいわよね?無名時代から応援してくれてるファンだからってドル箱アイドルになってもずっと交流を続けてくれるなんて」
「...あぁ、だから僕は彼女を応援しようと思ったんだ。売れてからもずっと自分の原点のマイナーな活動まで全力でこなす彼女を見て...」
「じゃあ絶対に助けることね。彼女をこれからも見ていたいなら」
「言われなくても」
彩斗はそう言って手紙をまとめて再び箱に戻した。
そしてトラックパッドを操作してValkyrieの戦力やあらゆる情報にアクセスする。
「この男は安食空夢、もう知ってるわね?この男がデンサンシティにおけるValkyrieの計画のリーダー。年齢21歳、身長175cm、体重61kg、視力は両目とも1.0、眼鏡は伊達ね。普通自動車免許、大型自動二輪免許を保有、その他、数ヶ国語を操り、優れた運動神経と頭脳を持つ」
「21歳...随分と若いね」
「12、13歳のあなたから若いなんて言われて安食はどんな顔するでしょうね?この男のValkyrieに入るまでの経歴は4歳で父親がギャンブルの借金がかさみ殺され、7歳で母親が薬物中毒によるオーバードーズで死亡、養護施設入りした後、優れた学力と運動神経を発揮、しかし同じ施設の子供たちからの陰湿なイジメに耐えかねて15歳で施設を飛び出し、それからの経歴は謎」
「...僕の劣化コピーみたいだ」
「まぁ知っての通り、彼はユナイトカードでナイトメア・テイピアと呼ばれる電波人間になる。人間の悪夢・恐怖・怒りなどの負の感情を増幅・吸収することで自身の力に変えられる特殊な能力を持っているわ」
「1つ聞いていい?ユナイトカードっていうのは2種類あるの?」
「ええ、あなたがダークチップと一緒に奪ってきた赤いコレ、そしてValkyrieの人間だけに配布される紫のカードが」
ハートレスは赤いカードをテーブルの上に置いた。
Valkyrieのエンブレムがプリントされたバトルカードに近い形状のものだ。
「何が違う?」
「赤は顧客用、人間をジャミンガーに変身させる機能のみが搭載されている。誰が使ってもジャミンガーにしかなれない。しかし紫に関してはその人間の体質、心理状態などの要素でより協力
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