ゴミ箱 本編ではありません
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えた。少なくとも目の前の人物は揚げ足を取るために話をしているのではないと判断した
「同盟に不満があったから積極的に行動しなかったというのは考えたことがありませんでした。けれど私なりに同盟にに対する意見を述べたいと思います」
ヤンは姿勢を少し整えた後言った。
「今の同盟は民主主義というには少々不自然なところがあります。まず例えばあの国父アーレハイネセンの巨大な像。あれは民主主義を掲げる国家が持つべきものでなないでしょう。強大な人物像を立てるなんて独裁国家のリーダーが自身の威信を示すために作るものです。
政治を一個人ではなく民衆が行うことが基本な民主主義には不要なものではないですか?立てるとするならば自由を象徴するなにか空想の人物や物であるべきです」
ホアンはなるど確かにとうなずいている。それを見たヤンはもっと踏み込んだ話をしてみることにした。
「次に最高評議会が密室で行われていることです。確か機密情報を隠すための措置だったと思いますが、いくらなんでもすべて非公開では不信感が積もります」
ヤンはあえて今の最高評議会議長であるホアンを直接非難するような言い方をした。これに対してもホアンはうなずいている。ヤンはさらに踏み込んで見ることにした。
「同盟は国民の権利・自由の確保を保障しようとするシステムとして三権分立を採用しています。それ自体私はいいことだと思います。しかしそれは実質機能していません。議長は戒厳令というのを知っていますよね?」
「過去地球上で戦時下においてなど非常時に、法律を停止・行政権・司法権などを軍の指揮下に置くこと法令だったかな?確かしばしば、非常事態宣言と共に、軍部によるクーデターで活用されたらしいが」
戒厳令は歴史に分類されることで現役の政治家でも細かくは説明できないことが多い。
「はい大体あっていると思います。そこまでではなくとも今の同盟がそれに似た法律が大分前、確か帝国軍と接敵したころにできて今まで続いています。本来短期的な政策であるはずのその法律は100年以上たってしまったため政治の硬直化を招いるのではないかと思うのです」
話は数時間に渡り続き、ホアンの秘書官が止めるまで続いた。
○ヤンとユリアン
「かつて人類発祥の地球上に軍国主義、民主主義問わず国家あった時があった。当時の民間人への攻撃は条約上禁止されているされていない関係なしに軍事施設への攻撃と区別が不可能と言うことで黙認されていた」
「提督は僕が軍人になりたいといった時に言われました。敵国の人間だからどうなってもいいと思わないで欲しいと」
○戦争と技術の発展?
今までの人類の歴史は戦争なくして発展はなかった。そう主張されてもヤンは反論できない。けれど発展のために戦争が必ず必要があるとは思わない。
多くの新技術は戦争
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