第一章
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だ」
そうなっていくというのだ。
「それでもよいか」
「どうしようもないのだな」
「そしてそなたはまだ死ぬ時ではない」
同時にこのことも話してきた。生きなければならないというのだ。
「そのままで生きるのだ」
「そうか。それならだ」
十郎の顔は憮然としたものであった。だがそれでも言ったのである。
「それでよかろう」
「そのまま生きるのだな」
「これも運命だ。戦えぬのは武士として残念至極」
彼が言うのはこのことだった。それを言ったのである。
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