暁 〜小説投稿サイト〜
浮舟
第四章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初
。っていうか自分のことしか考えない奴なんてな」
「自分から破滅するか」
「そういうものだろ。俺だけの考えかも知れないけれどな」
「しかしその通りだろうな。それではだ」
 クイークェグもイシュメールを見てだ。最後に言ってきた。
「国に帰ればだ。飲むか」
「ああ、二人でな」
 イシュメールは笑顔でクイークェグの言葉に返した。大海原は何処までも青く広がっていた。その海は今は二人を優しく見守っているようだった。彼等の全てを見たようにだ。


浮舟   完


                2010・4・12

[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ