第四章
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。っていうか自分のことしか考えない奴なんてな」
「自分から破滅するか」
「そういうものだろ。俺だけの考えかも知れないけれどな」
「しかしその通りだろうな。それではだ」
クイークェグもイシュメールを見てだ。最後に言ってきた。
「国に帰ればだ。飲むか」
「ああ、二人でな」
イシュメールは笑顔でクイークェグの言葉に返した。大海原は何処までも青く広がっていた。その海は今は二人を優しく見守っているようだった。彼等の全てを見たようにだ。
浮舟 完
2010・4・12
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