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少年少女の戦極時代U
禁断の果実編
第68話 翼、翻し
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が抱き止めて支えていたのだ。

『ゼッタイ来るって信じてた』

 きっと笑っているであろう声音で、月花は戒斗をふり返る。

「もういいんだな?」
『いい。ヘキサがだいじょうぶになったから。ありがとう、戒斗くん』

 戒斗はゆっくりとマリカを地面に座らせ、自らはゲネシスドライバーを装着した。
 彼の隣には、彼と同じユニフォームを着た男がいる。彼もまた量産型ドライバーを装着している。

「室井。この女は任せた」
『うん、まかされましたっ』

 マリカを支える手が戒斗から月花に代わる。戒斗が立ち上がり、赤と黒(トランプツートン)の二人の男が並んだ。

「「変身!」」
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