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恋愛銀行
Episode.01【1人目の彼氏~01】

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「はい。御注文は以上でよろしいでしょうか」

「了解しました。15分でお作り致します」

そういうと店員は、あまり優れない顔で店の奥へと戻っていった。

きっちり15分後、注文を受けたのとは別の店員が彼氏を連れてきて、こう言った。

「お待たせしました。身長170・容姿端麗・頭脳明晰・貴女と同い年の彼氏です」

「ありがとうございました。じゃあ、行こ?っと…」

「名前は決めてしまって構いません。貴女のものですので」

「あ、そっか。じゃあ後で考えてあげるね、私の彼氏さん?じゃ」


そう言い残し、お客様は彼氏の手を連れて帰路についた。

「ふう。上手く行ったみたいだな」

「ですね。あまり問題なさそうです」

後輩が後ろから笑顔で寄ってきた。

「このまま上手く行くといいが…取り敢えずは成功だな。」

「次のお客様が来るまでに用意しとかないとですね」

「あぁ、急ごう」

私たちは店を出た。
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