29話
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見れば本日の目玉となる。獅子王の力を出すことになった。
「了解。やってみる」
夕は剃でシグナムの間合いのギリギリのラインまで近づき技を出す。
「獅子光耀!」
夕の体から強力な光が放たれ、シグナムの視力を一時的に奪う。
「くっ!」
さすがにシグナムも視力を奪われば動きが悪くなる。そこに構えをとった夕がいる。体から放たれる光はその輝きを更に明るさを増している。
「行くぞシグナム。レグルス・インパクト!」
夕の突き出した拳から凄い一撃が……………………………………………………………放たれなかった。
「あれ?」
誰だったかそんな声が聞こえる。視力の戻ったシグナムも自分の体が何ともないのに疑問を覚える。
「夕、今のは何だ?」
誰もが聞きたいことをシグナムが聞く。
「………………失敗しました」
間を空けた後に放った言葉はまさかの技の失敗を告げるものだった。
ずてん!
周囲で緊張しながら見守っていた人逹がずっこける。
「失敗したんならはよ言わんかい。間を空けすぎや!」
バシーン!
はやては素早い動きで立ち上がり夕に近づいて何処からか取り出したハリセン夕の夕の頭を叩く。
「いや、何かそうしないといけない気がして」
「己に笑いの神でも舞い降りたかい!?」
その後、ギャアギャアいうはやてをカリムとシグナムが落ち着かせた。
「それで夕さん。あなたは獅子王の力をどのくらい使えるですか?」
カリムが聞いてくる。
「今のところ、全体の3割すね。獅子光耀は、習得しましたけど。レグルスインパクトは3回に1回くらい成功率です」
「そうですか。完全に習得できたら教えてくださいね」
カリムも獅子王の力に強い興味があるようだ。
「わかりました」
その後、見てるだけに我慢できなくなったフェイトとも模擬戦をして、その日は解散となった。
それから更に1ヶ月、獅子王の記憶を完全に理解した夕は無限書庫に来ていた。獅子王の記憶を説明するときにベルカ時代の歴史を知っていたほうが説明しやすいと考えたからだ。
無限書庫に入るとその名にふさわしい、本に埋め尽くされた光景が広がっていた。
「話には聞いていたが凄い光景だな………っと呆然としている場合じゃないな。ユーノは………おっいた」
夕はユーノに近づくと、ユーノもこちらに気づく。
「やあ、夕。頼まれていた本なら発掘しておいたよ」
夕が頼んでいたのは古代ベルカの歴史書である。
「これがベルカ時代の歴史書だよ。わかりやすいのを選別しておいたから」
5冊の本が目の前にくる。この歴史書を読んだお陰で聖王教会への獅子王の記憶の報告する際にとても助かることになる夕で
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