暁 〜小説投稿サイト〜
原作に介入=生 不介入=死 何だ!この世界は!
29話
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
夕の第3の人生が始まってから2ヶ月

今日はこの体の身体能力の確認をしに聖王教会にきていた。しかし、何故目の前にシグナムがいるのだろうか?俺は訓練場の端を借りるつもりで来たんだが。

「さあ、夕!始めるぞ!」

デバイスを構えて戦う気満々のシグナム。

「あの………シグナムさん。俺はこの体に慣れるためにはここに来たんですが?」
「体を慣らすなら実戦が一番だ」

シグナムの後ろには苦笑しているはやてと羨ましそう見ているフェイト、微笑みながら観戦する体勢を取っているカリムがいた。

「行くぞ!」

シグナムは有無も言わさず斬りかかってくる。実戦による体の慣らしが始まる。シグナムは小手調べに魔法で強化した身体能力で夕の脇腹に向かって剣を振る。夕は

「部分鉄塊 腕!」

強化した腕で流そうとした。しかし、受け流しきれずに吹き飛ばされる。体の感覚が違うので上手く流せないのだ。

「やっぱり体が小さいとやりづらいな・・・次は剃と月歩だな」

剃と月歩を使い夕は空中と地上を縦横無尽に動き回る。 それを見たシグナムは

「ふむ、子供の姿になったことで前より早く感じるな」

シグナムは地面に足のかかとをつけてどこから来ても迎撃できる体勢を整える。そして衝突の瞬間が訪れる。空中で十分加速した夕は最後にもう一度、空中を思いきり蹴って更に加速し、回転を加えながらシグナムに向かって降ってきたのだ。

「鉄塊玉。螺旋落!」

これを正面から自ら体とデバイスで受けるシグナム。受け止めたシグナムの足首までか地面に埋まる。

「体重が軽くなっている分、鉄塊玉の威力も下がっているな」

シグナムは夕のパワーダウンを冷静に分析する。20代の体であればシグナムに鉄塊玉を止められることはなかっただろう。何だかんだで夕の体の分析に手伝ってくれてるシグナムだった。

「他の技も使ってみろ。全て受けて打ち破ってやる」
「お言葉に甘えて次行くぞ」

シグナムに言葉に乗って夕は技を次々に繰り出して試していった。


夕の技を全ての出してみた結果。身長や体重が小さくなった分の攻撃力、防御力の低下はあるが改造により身につけた身体能力や回復力はそのまま残っているようだ。

「夕」

夕が自分の体のことを考えているとシグナムが話しかけてくる。考えてるのを一度止めてシグナムを見る夕。

「何だ?」
「お前に混ざった獅子王の技は使えるのか?」
「まだ二つくらいしか使えない」

夕はすこし考えた末に答える。獅子王の力なんて無くても戦えるんだが、せっかく(強制的にだが)もらったものなのだから使えるようにして損はない。

「二つ使えるなら使ってみろ。何か掴めるかもしれない」

ある意味、周りで観戦している者から
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ