コードギアスR2
0631話
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ようなものだな。数日とか数時間とか、数十分とかの時差は感じていない』
「なるほど、なら今回は時差が殆ど無かったんでしょうね。……この辺はまだまだ研究が必要、か。上手く時差の発生を自由に調整出来るようになればいいんだけど……」
レモンの呟きを聞きつつ、ゲートについている映像もやり取りできる通信装置を起動する。
「エザリア、ネギま世界のフェイトに連絡を取ってくれ。火星に派遣する奴等の話をしておきたい」
『ええ、ちょっと待って』
そして数秒後、ゲートに備え付けられている通信システムからフェイトの声が聞こえて来る。
とは言っても、フェイト側は俺の渡した通信機で通信をしている為に映像の出ない音声のみなのだが。
『何だい? 君からの通信となると、また厄介事のような気がするんだけど』
「厄介事と取るかどうかはそっち次第だな。テラフォーミング作業の人材派遣だ。殆どが技術者だから、そっちとしては助かるんじゃないか? 修羅達は技術的な意味ではかなり遅れているしな」
『確かにそれは助かるけど……それだけじゃないんだろう?』
「そうだな。後は特殊な能力を持った子供10人ちょっとってところだ」
『特殊な能力?』
「ああ。ただし、生粋の人間にしか効果はない。魔法界の亜人だったり、修羅だったり、フェイトみたいなのにも影響は無いだろう」
『まあ、それなら大して影響は無いか。ただ、言っておくけどその能力を使って何かやらかしたりした場合、こちらで手を打つ事になるけど?』
「ああ、構わない。ただその子供達はこっちの世界で違法な実験の被験体として扱われていた奴等でな。その辺を考えて接してくれ。そういうのは得意だろ?」
『……さて、何の話かな?』
「お前の従者は戦災孤児とかが主なんだろう? 以前そんな風に聞いた覚えがあってな」
『ふぅ。……分かったよ。取りあえずはその子供達の面倒はこちらでみる。それでいつ連れてくるんだい?』
「明日の昼くらいにでもホワイトスターに迎えに来てくれ。その時に技術者連中と一緒に引き渡す」
『分かった。じゃあ、また明日』
それだけ言って、通信が途切れる。
よし、これでギアス響団についての問題は大方解決したな。残るは……ジェレミア、か。
星刻に頼んではみたんだが、結局断られたんだよな。今はそれどころではないって。まぁ、確かに陽光の運営やら他国との折衝やら何やらで色々と忙しいのは分かる。
実際、忙しくて麗華と話す暇も殆ど無いらしいからな。
となると俺がやるしか無い訳で……
「コーネリア、ジェレミアはどうなっている?」
「まだチャンバーの中にいると思うが」
「ならバトレーに言って出してくれ。もう最終調整とやらは終わっているんだろう?」
「それは構わないが……説得はどうする?」
「星刻
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