暁 〜小説投稿サイト〜
東方魔法録〜Witches fell in love with him.
26 閉鎖〜She'd forgotten how to make friends.
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。私達は何時も通り、男共の帰りに備えないとね」
「それじゃ私達は早いけど昼食の支度をするとしますか」
お母さんとトウキお姉さんは昼食の支度をしに行った。僕もトウキお姉さんの手伝いをしーよおっと♪
- The start day / afternoon -
「あーあ、これじゃあ三日は帰れないかな…」
パチュリーのお使いでこの村に来たは良いが出入口が塞がれてしまった。ただの人間の前で飛ぶわけにはいかないから、仕方なく足止めを食らっている。
「ん…!この紅茶美味しいわね」
アリスは俺が入れた紅茶を一口飲み、美味しいと言ってくれた。
よかった。いつもは小悪魔に入れてもらっているから、自分で紅茶を入れるのは自信なかったんだよね。
「ありがとう。でも小悪魔や美鈴の入れる紅茶の方が美味しいよ。…そうだ。今度紅魔館に遊びに来なよ」
「いいの?じゃあ今度行くことにするわ」
この村の出入口が塞がってからそれなりに時間が過ぎて、昼食を取った後にアリスを茶会に誘ってみた。最近、本当によく喉が渇くから持ってきておいてよかったよ。
何故誘ったのかと言うと、暇だからお喋りでもしようかという事もあるがちょっと気になる事があったからだ。
アリスはこの意図に気付いたのか快く参加してくれた。
それで俺が寝泊まりしている方の宿舎でアリスと紅茶を飲みながら喋っているわけだ。
「……ねぇ。気づいてる?」
「……ええ。でも誰が…?」
「人狼がいるのはわかるんだけど、誰がそうなのかはわからないんだよねぇ…」
この村に来てから感じる妖力。紅魔館でよく人狼を倒している経験から、この村を包む妖気は人狼によるものだとわかっている。
でも妖術か結界かはわからないが、そのせいで人狼本人を特定することが出来ないのだ。そのお陰かわからないけど人狼側も俺達が魔法使いだということに気付いていない。
「人狼が動くとしたら夜。俺は奇襲されて後手に回ってもなんとか出来るけど、アリスはどう?」
「私も大丈夫よ。こう見えても結構強いのよ?」
心配はいらないみたいだ。それは人形の上海と蓬莱を操るときの高度な魔法技術からでも裏付け出来る。魔法の実力は相当高いだろう。
「そうみたいだね」
「ねぇ、それで明希はここの鉱石を何に使うの?」
人狼の話は終ったようで、アリスは自分の知的好奇心を満たすことにしたようだ。
「俺が使うんじゃなくてパチュリーが使うんだ。賢者の石に」
「賢者の石ですって!?」
やっぱり驚くよねー。俺もパチュリーも始めはビックリしたもん。伝説の賢者の石の作り方が載ってるからさ。
「紅魔館にはヴワル魔法図書館って言う図書館があってそこには色々
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