アインクラッド 後編
一人ぼっち×一人ぼっち×一人ぼっち
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子をよく見ると、中層でのアイドルプレイヤー、《竜使いシリカ》だった。彼女は確か、《フェザーリドラ》と言うレアモンスターをテイムしたビーストテイマーだったはず。泣き震える少女と水色の羽根を交互に見て、わたしはこの状況を悟った。
わたしは掛ける言葉を探そうとするが、さっきと同じ思考が邪魔をする。マサキ君も、いつものポーカーフェイスにほんの少しの後ろめたさを滲ませながら無言で彼女を見下ろしていた。途方に暮れるわたしたちの前で、彼女は嗚咽を漏らしながら、目の前の羽根に向かって必死に声を絞り出した。
「お願いだよ……あたしを独りにしないでよ……ピナ……」
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