第一章
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いうものである。
「騎士道に反する」
これを聞いてだ。皆思った。
「またか」
「またそれか」
「騎士道か」
いささか呆れた。しかし彼は本気であった。
「相変わらずだな、全く」
「それを出すか、ここでも」
「それで言うのか」
そしてだ。彼はそんな周囲に構わず言うのであった。
「ここは売るべきではない」
「ではどうするというのですか?」
相手の労働党から意見が出た。
「ここは」
「どうしてもというのなら安く売りだ」
そうせよというのである。
「そしてかの国が今の様に窮状に陥っていない時に売るべきだ」
「それでは国益を損ないますぞ」
その労働党の議員は政治の本質を出した。
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