暁 〜小説投稿サイト〜
とある3人のデート・ア・ライブ
第一章 精霊
第2話 出発
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一瞬したが、すぐにいつもの不機嫌そうな顔に戻る。

一方「チッ…まあ俺は嫌いな食べ物とかねェから、夕飯に関してはテメェらに任せるわ」

上条・佐天「「りょーかい!」」

ちなみに、一方通行が杖をつきながら歩いているので、他の人から注目を浴びていることに3人は気づいてなかったりする。

一方「なンとなくだが、なんでこのメンバーになったか分かったわ」

佐天「どうしてですか?」

一方「外では能力を使ったらなンて言われるか分からんからなァ…。上条は言うまでもなく無能力者、俺と佐天は機械を使わなければ能力が使えない…つまり普通の状態なら無能力者って訳だ」

上条「それなら浜面でも良かったんじゃないのか?」

一方「佐天には空間震の調査と『五河琴里』っていうガキの監視が含まれてるンだろ?そいつは14歳で女だ。なおかつ無能力者の中で俺たちの面識のあるのが佐天ってことだろ?」

上条「そういや俺にも『五河士道』ってやつの監視の役があったな」

一方「ま、俺は監視などねェけどなァ」

なんでですかー!?という佐天の抗議も虚しくスルーされた。

ちなみに一方通行が監視する人がいないのは単に監視する人がいないだけでなく、学校に通ってないので、学校に溶け込めないと判断されたからだ。

数分歩くと、

警報が鳴った。

アナウンスが何か言っている。

次々と人々が避難していき、建物が地下に埋まる。

佐天「今……空間震って……」

上条「恐らく、これが空間震の警報だろうな」

一方「佐天、能力の準備しとけ」

佐天「わかりました!」

そう言うと、一方通行はチョーカーに手を、佐天は演算補助装置のボタンに手をかけ、上条は右手を出す準備をしている。

そして、

紫色の球体がこちらに向かってきた。

佐天・一方・上条「「「!?」」」

と、佐天が咄嗟に前に出て、右手を後ろに引いた。すると右手の周りに風の渦ができて、それを右手を前に出すと同時に風の渦が放出された。

佐天「絶風破(エアロブラスト)!」

風の渦は紫色の球体に向かって一直線に突き進む。

しかし、

紫色の球体には当たったが、ビクともしない。

佐天「きいてない!?」

一方「佐天!テメェは上条の後ろに隠れてろ!」

佐天「は、はい!」

上条「ってお前まで隠れるのかよ!?」

一方「しかたねェだろ!佐天の能力がきかねェんだ!俺の反射がきくとも限らねェ!」

上条「くそ!」

上条はそう言いつつも右手を出す。

紫色の球体が上条の数m前で爆発した。

これは異能の力によるものらしく、幻想殺しが反応し、上条のいたところは無傷で済んだ。

佐天「危なかったぁ…」

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