第三十話
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は方天画戟か?
「そんな人物の子孫が……あの子?」
実際に見てもそんなに強そうには感じられない。
「でも本当に強いです。それに彼女は世界終末の日の際にも参加していましたよ?」
「マジで?気づかなかった……」
「仕方ありません。あの時は本当に緊急事態だったのですから」
と、八坂と話していたらどうやら俺の存在に気づいたらしくジャンヌが驚いた顔をしている。そして呂布の方も俺の存在を認識してトタトタと遅く走り寄ってくる。
「い、イッセー!?」
「ああ、ジャンヌ。イッセーだよ」
「で、でもなんでこんな所に……」
「八坂といる時点でわからないか?」
俺は八坂を親指で指し示す。
「あ、ああそうね……あ、恋」
恋?
恋と言われた呂布は
「ご主人様……」
そう言って俺に抱きついてきた。
今、俺、すごい驚いた顔をしていると思う。だって八坂もジャンヌも驚いた顔をしているもん。
え、何?ご主人様?俺が?
「ああ、そういえば恋はイッセーにゾッコンだったわね……」
「ゾッコン?何で?というか恋って?」
「簡単よ。イッセーの戦っている姿を見て自分が仕える人物がこの人しかいないって思ったから。それと恋ってのは真名。まあ、イッセーなら言っても大丈夫かなって思って」
そんなのがあったんだな……。
「ははは、早速やっているな」
「あ、曹操」
と、笑いながら曹操がやってきた。
「今回は大変な事になってるな」
「まあ、君がこの里にいる時点で大体の事情は聞いているだろう。八岐大蛇だけは何としても復活させてはならない」
「ああ、そんなの復活しちまったらどうなるかわかったもんじゃないからな」
「ああ、だからこそ俺たち英雄派はこの妖怪の里の警護をしているんだ」
知ってるよ、だからこそ俺も来たんだからな。
「さて……そこで見ている君、そろそろ出てきてもいいんじゃないか?」
と、曹操がある場所を目線で射抜く。
「…………なんで禍の団の派閥の一つである英雄派がここにいるんだい?」
そこから出てきたのは……木場だった。
「木場?お前、なんで……」
「イッセー君が見慣れない女性と一緒に歩いていたからね。尾行していたんだ」
ああ、そうか、なるほど。人間に見つかったらいけないだけで悪魔には見られてもいいんだな。
「なるほど。そういえばお前はグレモリー眷属の一人、木場祐斗だったな……ふぅ、ここまで来たからにはお前には嘘を言っても意味はないだろうな。いいだろう、真実を話してやろう」
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