第九話 黄金の麗雄
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
里に聞いてみた
由花里「あの方はルシード・フォン・アドラステア、この学園の数少ない男子の中でかなりの実力者ですわ」
キース「アドラステアだと!?」
ジルベール「どうしたキース?」
急に大声出したキースに驚いたジルベール
キース「イクリプス社のライバル会社なんだよアドラステア社は」
ジルベール「ほう…」
アルト「ちなみに異名は(黄金の麗雄)よ」
キース「見た目まんまだな、その異名」
その麗雄がこちらにやって来てうつ伏せているエルシアに向かって
ルシード「やあ我が婚約者、エルシアお嬢様」
といい放った…
「「「「こ、婚約者ぁぁぁぁっ!!?」」」」
ジルベール達はこの素頓狂な発言に驚いた
エルシアの家はかなり裕福ということは知っていたが…
こんな貴族風の男にエルシアは気に入られたのか?
エルシア「いい加減にして!あたしはあんたの婚約者じゃない!!」
こんなに怒ったエルシアを見たのは初めてだ
ルシード「何を拒むんだい?我がアドラステア家の一員になれるのだぞ」
エルシア「女誑しの家に嫁ぐ気はない!」
ルシード「素直じゃないな君は…さあ、こんなボロ臭い男とではなく、この麗雄とランチを」
エルシアの手を取り、連れていこうとするが
エルシア「やだぁ!放してよ!」
と拒む
カリーナ「ちょっと!嫌がってるじゃない!」
リン「手をはなしなさいよ!」
気の強く、正義感がある二人が止めに入った
ルシード「ふん、お前達」
と、ルシードを周りにいた女子達が追い払うように二人を突き飛ばした
カリーナ「きゃあっ!!」
リン「うわっ!!」
ユウリ「カリーナちゃん!」
キース「リン!?てめぇ!!」
キースが怒りに任せて殴りかかったが
カーン…
と甲高い音が食堂に響いた
ルシード「!?」
ジルベール「…」
ジルベールの刀の鞘がルシードの剣の鞘に当たったのだ
いや、正確にはジルベールがルシードの剣の鞘に当てたのだろう
ルシード「貴様…」
ジルベール「剣士ならこの意味わかるだろう?」
鞘当ては剣士の意味では
『果たし状』
そう、ジルベールはルシードに果たし状を送ったのだ
ルシード「なんだ?貴様…まさかエルシア嬢に気があるのか?」
ジルベール「幼馴染みだ…ただのな」
ルシード「幼馴染み…フハハハハハハッ!」
ルシードはいきなり笑った
ルシード「そうか、貴様がエルシア嬢に付きまとってる虫で、下等家系で弱小武門の当主、ジルベール・ナハトか」
エルシア「ジル君はそんなんじゃないもん!!」
ルシード「エルシア嬢!何を言っている?こいつはただのゴミだ…君に相応しくない」
エルシア「ジル君は…あたしの好きな人だもん!小さい頃からずっと…ずっと大好きだもん」
ルシードは
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ