24話:もう1人
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わっ、酷いなヒフミちゃん。ショックだ、ヒフミショックだぜ!!」
「……モウツッコメマセン」
なんだよヒフミショックって、意味不明すぎる。
しかし、なんとなくこいつの言いたいことが分かってきた。目的もなんとなく察しれた。
「要するに、お前が言いたいのは、普通に考えればお前とテスラの計画を邪魔したオレへの復讐なんだよな?? だから、オレをここに誘き寄せた」
オレはG.W.にこいつらの計画を妨害した。
そして、それが彼女らにとって大きな痛手だったのだ。
だから、それの復讐……報復なんだろう。
でも、変態魔女はそれに首を振った。
「あっはっは、馬鹿言っちゃいけない。その復讐の動機はテスラたんだけだぜ?」
……だったら復讐じゃないというのか。
「いや、復讐という答えだけは正解だが、動機が違いすぎる。そもそもテスラたんへ協力したのもリリィたんを苦しめたのも単なる余興だ、面白そうだったか悪事に加担した。ただ、それだけの理由でこのボクはキミに復讐するとでも思ったのかい?? そこまで安くてちっぽけな女じゃないぜ」
「ふざけやがって……だったら何だってんだ? オレがお前にダメージを負わせてプライドでも傷ついたってか? 2、3ヶ月も外に出られなかったのが悪いのかよ。さっきから回りくどいんだよ、オレはさっさと家に帰りたいんだよ。答えを早く言いやがれ」
まぁ、こっちの方がコイツ的に復讐の動機になりそうだ。
それは半分正解だった。
「別にプライドどうこういう話しじゃないんだよボケ。寧ろこのボクを傷物にしてくれる男がこの世界にいることに興奮したね! 奇跡だとしても、命を懸けてやっとボクに手の届いた男がキミだったんだ。コレで濡れないなんて嘘だぜ!!」
………。
あの日、本当にいらんことしたなぁと後悔した。完全にロックオンされてるぞ、おい。
「つーか、やっぱりよく考えてみれば傷物にされたのは宜しくないぜ! ホントに時期が悪すぎるぜヒフミちゃん!! キミのせいで家で寝込んでオナオナしてる場合じゃなかったよ!! 完全に出遅れたぜ!!」
セリフがいちいち台無しだが何もツッコマない。気にしたら負けだ。
それよりも今、本気でキレてるんだぜ、コイツ。
出遅れたってナニに??
「当然【禁書】の物語にだよ!!」
「……よく聞こえなかった」
「だから、ずっと憧れていた【禁書】の話に出遅れたから怒ってるんだぜ!! ボクも【禁書目録編】からストーリーに参加したかったんだよ!!」
「お、おう……」
言っておくがこれはメタ発言である。
しかし、こいつにはそれを言うだけの権利があった……
そう、こいつは変態魔女であると同
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