第七十六話
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は神としてあがめられ、ギリシア神話においてはメドゥーサの首から誕生する。
そして、ゼウスの雷を届ける神獣でもある存在!
「我が元に来たれ、ペガサス!」
そして、俺の隣に来たペガサスに跨る。
そう、ゼウスの雷関係の一つでもあるペガサスを俺が使えない道理は無い。
だからこそ、最源流の鋼の持つ特徴である騎馬を、こうして呼び出すことが出来た!
「ほう・・・ゼウスから簒奪した権能は、中々に多彩なようだな」
「そうみたいだ。駆けよ、ペガサス!」
俺はペガサスにそう命じて、玉龍に向かって駆ける。
騎乗用の槍を構えて、一気に突っ込んでいき・・・その体を貫く!
「グオ、神殺し・・・!」
「これでようやく一発だ!」
そう言いながら止まる様子の無いペガサスから跳び、追加で攻撃を加える!
「二度は喰らわぬぞ!」
「え!?」
が、俺の攻撃は空を切り・・・その周りを、玉龍が回り始める。
これは・・・まさか・・・
予想通り、竜巻が出来た。
それも、俺を中に巻き込んだ。
「くっ・・・ペガサス!」
俺が呼ぶと、その瞬間に竜巻を作っている玉龍に対して雷が放たれる。
一瞬拘束が緩んだ瞬間にリズ姉の魔術補助で俺は隙間から抜け出し、ペガサスに掴まる。
「・・・予想外であった。まさか、オマエがここまでやれるとはな」
「頻繁に言われるなぁ、それ。俺ってそんなに弱そうに見える?」
少し傷つきながらそう言うと、玉龍はそのでかい首を横に振った。
「そうではない。ただ、自らの身を削ってでも勝ちをもぎ取りにくるとは思わなかったのだ」
「そうか?だとしたら、まつろわぬ神なのに神殺しってもんを理解してないんだな」
そう言いながらしっかりとペガサスに跨り、槍を片手にだけ構えて言う。
「俺たちカンピオーネは、勝利のためならどんな手でも取る。どれだけズルイと言われる手であろうが、な」
「そうであったな。よかろう!」
玉龍はそう言いながらこちらに突っ込んできて、ペガサスはそれを器用に避ける。
「ならば、オレも全力を持って相手をしよう!いかなる手も使い、オマエに勝利して見せようではないか!」
「そうか・・・ガハッ」
玉龍が高々と宣言した瞬間に、俺は全身から血を噴き出した。
まさか、コイツ・・・!
「俺の体内の液体も、操れるのかよ・・・!」
「むしろ、操れぬ道理はあるまい?」
「確かに、な。とはいえ・・・このままだと何も出来ないし」
仕方ない・・・ここは、ついさっき掌握できた権能で行きますか。
やっぱり、戦闘になると権能の掌握が進みやすい。
「・・・駆けろ、ペガサス」
ペガサスが駆けるのにあわせて、俺も片手に持った槍
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