空白期 第6話 「大切な家族」
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はないよ……ん?」
レーネさんが言い終わるのとほぼ同時に彼女に連絡が入った。そのときの会話やこれまでの経験から予測するに、内容はおそらく急いで戻ってきてほしいといったものだろう。
「済まないが仕事の途中なのでね。そろそろ失礼させてもらうよ」
「あ、あの……」
「さっき言ったのが私の本心だよ。君が罪の意識を感じ続けるのは自由だが、再び剣がその子に向けられない限り君達の付き合いに口を挟むつもりはないから安心したまえ」
「……ありがとうございます」
「どういたしまして、とここは言っておこうか。……あぁ、どうしても何かしらの形で謝罪したいのであれば、どうやったらそんなに大きくなるのか教えてほしい」
レーネさんの視線の先にあるものは、服の上からでもはっきりと大きさが分かるシグナムの胸。誰よりも先にそれを理解したシグナムは顔を赤らめながら両手で隠した。普段のシグナムからは想像がつかない反応だ。
「な、何を言っているのですか!」
「ふふ、冗談だよ。しかし、どうしても言いたいのであれば私ではなくはやてくんやヴィータくんに言ってくれ」
「言いません!」
「ショウ、ラッキースケベを装って抱きついたりしないように」
「しないよ……もういいからさっさと仕事に戻ってくれ」
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