幼い日の思い出
金色の落とし子
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
忘れた疑問に、九尾の目をひたりと見すえた少年は優しくつむいだ。
姉のように。自分のことを傷つけるすべてを守ってくれた姉のように。自分は弱いのだと泣いた少年を抱きしめてくれた姉のように。
恐ろしいと震えた、あの時の自分と似ている狐を抱きしめるように、少年は紡いだ。
「お前のこと、しりたいから」
少年は笑った。
狐は固まって、そして零した。
「 」
夢の中の、一つの邂逅だった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ