『第四十二話』〜特訓開始〜
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
るように促してくる。
そのディスプレイを見ると――
「“CVK-792”? リニス。この部品の資料を見せてくれ」
「はい、これですね」
俺はその資料を読んで行くと、思わず口元に笑みが浮かんでいく。
「これはまた随分と……インテリジェントデバイス。意識を持ちしデバイスか………なかなか面白いな」
『エラーコードE203、必要な部品が不足しています。エラー解決のための部品“CVK-792”を含むシステムを組み込んでください』
CVK-792……ベルカ式カートリッジシステム………………
[[Please]]
ユーノside
「………」
「……拓斗?」
拓斗はレイジングハートとバルディッシュの懇願の一言が映っているモニターを凝視したまま動かない。
アリシアが声をかけるが反応はなし。何を考えているかわからない視線をモニターに向けている。
「……おい、レイジングハート、バルディッシュ」
視線をゆっくりと目の前にあるニ機に向け、その名を呼ぶ。
その目から読み取れる感情は真剣以外の何でもなかった。
「これを組み込むことがどれだけ自分達にとって危険だと言うことか分かった上での結論か?」
拓斗の言いたいことは分かる。ベルカ式カートリッジシステム――この機能はデバイス自体にも大きな負荷がかかる上ミッド式との相性が悪いため通常よりも負荷が大きいだろう。
これを組み込めば確かになのはとフェイトの大きな力にはなるとおもう。短期間で強化するならこれ以上うってつけなものは無いだろう。
「俺はカートリッジシステムを組み込んでくれって言うデバイスを何回か見たことがある。それらの最後を教えてやろうか? カートリッジの負荷に耐えきれなくなって爆散した、使用者もそれに巻き込まれて殆ど死んだ………これを聞いても何とも思わないか?」
[我々の意志は変わりません]
[私達はマスターの助けとなるための杖。マスターの助けになるのであれば]
「修復不可能……お前達にとっての死になると分かっていてもか?」
[[Is a long-cherished ambition]]
決意は変わらないと言うレイジングハートとバルディッシュを睨みつける拓斗。
たぶん、拓斗としてはカートリッジシステムは反対なんだと思う。でなければこんな事を言いはしない。
理由はやっぱりなのは達だろう。体の事はもちろん、相棒であるレイジングハート達が壊れたら大きなショックを受けるだろうから。
「………」
[[…
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ