『第四十二話』〜特訓開始〜
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を見せている服は汗でピッタリと張り付いて年齢にしては膨らんだ胸が強調されている。
顔にほんのり赤く、呼吸も荒くなっていてどこか色っぽい。
「見たが?」
[………どう思った?]
「どうって、年齢の割には色っぽいなと」
[だろ!? そう思うだろ!?]
「あぁ、それだけだけどな」
「はぁ!? もっとなんかあるだろうが!! ロリコンやマセガキだったら完全に襲う状態だぞ!? お前だって男ならn………」
ソウルの言っている事がよくわからないので無視無視。
「にしても驚いたな。短期間で此処まで成長するか……」
通常だったらどれだけ早くても三か月は必要であろう成長をこの短期間で終えた。とんでもない成長速度だ。
これが才能ってやつか……俺も欲しかったな………
「………特訓は…もういいか」
「「……えぇ!?」」
俺がそんなことを呟いたら、倒れ伏していた二人が驚愕の声を上げながらガバッと凄い勢いで起き上がった。
「どうした? いきなり」
「どうしたって…特訓もう終わりなの!?」
「そうだが?」
「まだ数時間しか経ってないよ!?」
数時間? ……あぁ、教えてなかったな。
「お前等、勘違いしてるよ」
「え?」
「勘……違い?」
「この道場ではもう三週間は経ってるぞ?」
「「え? …………えぇぇぇぇぇぇえええええええ!!? 」」
二人の驚愕の叫びが道場に響く。そんなに驚く事か?
「お前等なら気付いていてもいいと思ったんだがな」
「ま、待って! 三週間って、時間は確かに数時間しか「感覚はな」え?」
「感覚? どういうことなの?」
フェイトの言葉に被せるように答える俺の言葉になのはが疑問の声を上げる。
「だから数時間しか経ってないと感じているだけで、実際には三週間経ってるんだよ。体に違和感なかったか? 妙に息切れや疲労の回復が早かったりとか」
「あ……」
「そういえば……」
俺の指摘に何かに気づくような表情をする。おそらく身に覚えがあったんだろう。
「この道場は約四百年くらい前に一族が建てた道場でな、『時魔法』がかかっているんだ」
「時魔法?」
「名前通り時間を操る魔法だ」
「時間を!?」
俺の説明に二人は口を大きく開けポッカァーンといった感じだ。
確か、ミッドやベルカには時間を操作する類の魔法は存在しないんだったか? 驚くのも無理はない。それに時魔法は簡単な魔法でも膨大な魔力を必要とするし、時間跳躍のような魔法は膨
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