暁 〜小説投稿サイト〜
千年の魂.
第1シーズン 〜千年の謎〜
第一章 【THE NEW STORY】
第六話《両手剣を片手で振り回すやつ=脳筋?》
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の大きく振り切った後の剣の腹が、カインの後ろにいたナイトの顔面にクリティカルヒットした。

ガンッ!!!

そのとき、あまりにも思いがけないことだったので、カインの剣がナイトの顔面にあたった時、一瞬時間が止まったように感じた。そして俺は、思わず声をもらしていた。

「あ」

顔面にカインの剣がヒットしたナイトは勢いよく半壊していた家に吹っ飛ぶ。

バコオォォォォォォォォォォオン!!!

俺は、正直倒したと思った。しかし、それはあまかった。ナイトの突っ込んだところの瓦礫が吹き飛び、中からナイトが----------

「つつ、なかなかやるな」

俺は、現れたナイトの顔をみて驚いた。顎の部分の皮がボロボロに剥がれている。

「お、お前、か、顔が!」

俺は、それを見てナイトの顔を指差す。
それにつられて、ナイトは自分の顎を触ってから言った。

「あ、やべ、剥がれちった」

そう言うと、ナイトは顔の偽の皮を剥いだ。

ベリッ

俺は、その顔に見覚えがあった。神様に一番最初に飛ばされたときに俺を突然襲ってきたやつだ。

「お前、N......なのか。」

するとナイトは戦意を無くしたのか構えるのをやめた。

「あーあ、ばれちった、後で神さんにドヤされるわ......」

ナイトは、一人でぼやいているが俺は、ナイトと少し距離があるため何を言っているかは分からない。
そして、完全にNの事を敵としてみていた俺は、ナイトに向かって敵意むき出しでいった。

「なんでてめぇがここにいる!」

するとナイトは面倒くさそうに言った。

「うるせぇな、神さんがてめーらを見て来いって言ったんだよ」

俺はその言葉で、ある仮説を立てた。ナイトが天界の関係者だということだ。俺は、それを明らかにすべくナイトにたずねる。

「お前神様のしもべなのか??」

すると、ナイトは気に障ったようで声を少し荒くして言った。

「しもべとは失礼だな!れっきとしたとした天界直属の部下だよ!」

すると、突然横からカインが俺たちの間に割って入ってきて言った。

「そんな事どーでもいいんだよ!早く俺と戦えナイト!」

それを聞きナイトは、ローブに手を直した。

「ったく、仕方ないやつだ」

その言葉を、『仕方ない戦ってやろう』の意味だと勘違いしたカインは、剣を構える。
しかし、ナイトにそんな気は全くない。ナイトの仕方ないとは『戦うことしか脳がないとは仕方ない奴だ』の意味だったのだ。
するとナイトは、カインに言った。

「俺は、意味の無い戦いはしねぇんだよ」

その言葉に、俺の顔が少し笑顔に変わる。そう、もう戦わずして占ってもらえると期待している。

「とっ言うことは----
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