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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第50話 カーニバル襲撃
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「露店を見て、はやてさんに『ここは行っておくべきや!!』って教えてもらったお店のだからね。ティアも食べる?」
「食べる!!」

そんな緊張感の無い休日の会話をしながらヴェリエ元帥の演説の時間がやって来た。
会場の至る所に映像が流れ、何処にいても確認できる様になっていた。

『皆さん初めまして、管理局元帥ヴェリエ・マーセナルです。本日は管理局主体のカーニバルにお越しいただき誠にありがとうございます。今回この様なお祭りを開催したのは我々管理局のイメージアップと犯罪検挙率が去年と比べて20%上がった事、それに伴い発生率は10&減り、更に任務での殉職者が0と今までに無い結果を残し、その活躍を祝っての事で開催致しました。………近年皆さんの信頼を裏切った来た事を改めてここにお詫びします。ですが我々管理局はこれからもこのミッドチルダで起こる事件から管理世界の治安の為懸命に努めていこうと思います』

そこで歓声が会場から沸き上がった。

「へえ………初めて見たけど結構若いんだね………」
「あんた………仮にも管理局員なんだから食べながら聞くのは止めなさい………」

呆れながらも映像からは目を離さず、演説を聞くティアナ。

『そして、今年から取り入れた新バリアジャケット、バリアアーマーの稼働により先に述べさせて頂いた様に近年まれに見ない結果となりました。………しかしそれでも犯罪者はその対応に同じバリアアーマーを流用したりと徐々に我々に対抗する術を得ていますが、それを一気に打開する研究成果を我等管理局の技術者達は得る事が出来ました。………それがこれです。バリアアーマー、『ブラックサレナ』!!』
「えっ!?」
「それって………!!」

そんな驚愕する2人の見つめる映像に2人が実際に戦った者よりも厚い装甲に包まれた黒い鎧が現れました。

『これが最新バリアアーマー『ブラックサレナ』です、この厚い装甲だけでなく、バリアフィールドと今現存するバリアアーマーと比べてもかけ離れた防御力を誇り、その防御を突破するのは困難と言えるアーマーです』

そんなアーマーの説明をするヴェリエ元帥だったが、会場は様々な人の会話でざわざわと騒がしくなっている。

『皆さん疑念に思った事があるでしょう。………実はこのブラックサレナは過去に傭兵として活躍していた『黒の亡霊』のバリアジャケットを似せた物であり、更にこのブラックサレナはバリアアーマーの開発者、クレイン・アルゲイルによって流用された事で、一部のテロリストも使用としていた経緯があります。それが大事にならなかったのは現在試験運営中の機動六課と七課の活躍もありますが、それでも!!我々は研究を重ね、遂に最高のバリアアーマーを生み出しました!!』

自身満々にそう訴えるヴェリエ元帥の言葉に会場も徐々に落ち
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