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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第50話 カーニバル襲撃
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んだよ!!テメエはこんなもんじゃねえだろうが!!!何良い様に操られてんだ!!!目を覚まさねえとそのまま殺すぞ!!!!」

怒りをぶつける様に叫ぶバルトマン。

「うわっ………展開したクリスタル全部消された………」
『奴が暴れている間は魔力の浪費だな………』

呆れながらも零治の様子を見続けるエローシュ。
しかし零治はバルトマンの言葉を聞いても様子は変わらなかった。

「うるさいわね………ポンコツはポンコツらしくさっさとやられれば良いのに………まあ良いわ、手加減は終わり。最初からこうしてれば良かったわ」

そう言って刀を持ったまま目を瞑る零治。
そして………

「神速………」

バルトマンの目の前から忽然と消えたのだった。

「なっ!?」

そして気がつくと腹部に刀が突き刺さっていた。

「なっ………くっ!!」

電気を放電し、突き刺さった刀と共に零治が距離を取ったが、腹部の血は流れたままで止まらない。

「あれは………!!」
『超高速移動………!!俺すらも反応出来ない速さ………まさかあんなことが出来るとは………だがあんな超高速移動をして身体が無事で済むはずが………』

エクスが驚きながら呟く言葉を聞きながらエローシュは零治から視線を外さなかった。
自分も同じ様に狙われれば対応出来ないと思ったからだ。最も上手くいくとは思っていないのでどうすれば良いか考えを巡らせていた。


「うん?変ね………いや、違うわね。………流石、身体がポンコツでも戦闘のカンは衰えていないのね。あの状態で咄嗟に身体を動かすなんてね………」

バルトマンは咄嗟に体に電気を流し、身体を逸らした事で急所から狙いを外すことに成功した。

「こ、この………!!」

流れる血を手で抑えながら立ち上がろうとするバルト。いくら急所から避けられたとしても戦闘継続は不可能な程のダメージを負い、立つのも精一杯だった。

「まあ良いわ。トドメを………!?」

そう言って刀を振り上げたと同時に誘導弾が零治に向かって飛んでいった。
すぐに反応した零治は誘導弾を避けながら向かってくる誘導弾を刀で消し去った。

「真白ちゃん!?」
「やらせない………!!サンライトバスター!!」
『バカな!!何故逃げない!!』

誘導弾を消し去られたのを確認した後、砲撃魔法を放つ真白。

「うるさいわね………あなたは別に眼中に無いのだけれど、邪魔をするのなら………!!」

転移して一気に距離を詰めた零治は真白の目の前に現れた。

「燃え尽きなさい、魔王……」
「させん!!」

そんな零治の前に立ちふさがったのはリクだった。

「お父さん!!」
「娘をむざむざ殺されてたまるか!!」

大剣で鍔迫り合いをしながら
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