コードギアスR2
0628話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「ASRSは?」
「もちろん使っているわ。ギアス響団とか言ったかしら。向こうには気が付かれていない筈よ」
俺の言葉に、マリューが問題無いと頷く。
それに頷きを返し、視線をシロガネのモニタに映し出されたギアス響団へと向ける。
「さて、そろそろ出発するとするが……コーネリア、指揮は任せたぞ」
「うむ。ギアスの効果範囲を考えると、外に出ないでこのままシロガネから指揮を執った方がいいだろう」
俺の言葉にコーネリアが頷く。
昨日ギアス響団の位置を特定したと星刻から聞いた時とは全く違い、張り詰めてはいるが、それは程良い緊張といってもいいだろう。
「マリュー、俺が影のゲートを使って転移した後に合図を入れたら、ASRSを起動させたまま、NジャマーUも起動だ」
「ええ。分かったわ。通信を遮断するのね。……けど、1人で大丈夫? 仮にも相手は不死身なんでしょう?」
「相手は不老不死と言っても、それ以外は単なる子供だろう? 俺が捕獲するのに手こずると思っているのか?」
「まさか。私の恋人なんだから、それくらいは信頼してるわよ」
マリューが笑みを浮かべつつ頷くのを聞き、続けてレモンへと視線を向ける。
「レモン、実際の突入部隊はお前が指揮を執る事になる。NジャマーUがあっても、この距離からなら通信も可能だろう。お前の役割は分かっているな?」
「ええ。なるべく殺さないで、出来るだけ多く捕虜にする事でしょ?」
「そうだ。ただし、V.V.に対して狂信的とも言える忠誠心を抱いている奴等がいる。そんな奴が攻撃をしてきた場合は射殺しても構わん。どうせその類の奴は、ネギま世界に連れて行く前に処分する事になるんだろうしな」
「分かったわ。……私にギアスは効果が無いんだから、任せてちょうだい。それにメギロートの他にもエキドナや量産型Wを連れていくんだから、戦力的には問題無いわよ」
レモンの笑みに頷き、次に残っているメンバーへと目を向ける。
今回のギアス響団の強襲という作戦だが、別に全員が参加しているわけではない。イザークは面倒臭いと言って参加せずに光明の防衛として残っているし、最後までコーネリアと共に来たいと言っていたギルフォードは、グラストンナイツを連れて陽光内でまだこちらに従わない地方豪族が立て籠もっている軍事基地の攻撃を任されている。ちなみにイザーク同様に面倒臭いとしてこっちに来なかったムラタもこの攻撃に参加中だ。KMFは斬り応えが無いと嘆いてはいたが、それでも陽光で防衛をしているよりはマシだと判断したらしい。
他にも、意外なところでオウカが今回は参加していない。何でも、ギアス響団がどんな組織かを聞いてスクールを思い出したとか。本人はそれでも問題無いと言っていたが、戦力が足りないならともかく、今回の襲撃は戦力過剰と言
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ