26話 vivid編開始
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六課が解散してから、半年が経過した。
あの後、夕は地球に戻り生活をしている。変わったことと言えば夕がミッドチルダに頻繁に訪れるようになったことだろう。
今回はなのはの知り合いから頼みがあると、呼ばれて本局の一室で相手が来るのを待っている。5分ほど待っていると、ある人物がやってくる。
「失礼します」
入って来たのは金髪の中性的な顔の青年だった。
「お待たせしてすみません。なのはに紹介されたユーノ・スクライアです」
「初めまして。三河 夕です。お話は剣逹から伺っております」
互いに頭を下げる。
「さて、話を始める前に敬語は無しにしましょう。年も近いですから」
笑顔でユーノは言う。
「わかりま、わかった。それで頼みごとがあるって聞いたんだが?」
「うん。これを見て欲しいだ」
ユーノはホロウィンドウ を操作して画像を出す。
「これは、遺跡か?」
ユーノの話によると、この遺跡は最近発見されたものらしい。最深部までの発掘作業は一応終わっているらしいのだが、難解な遺跡らしく調査は余り進んでいない。そこで無限書庫司書長であり有能な考古学者であるユーノに調査の依頼がきたらしい。 通常の依頼ならユーノ一人で行くらしいのだが。今回の遺跡にはAMFと同じ効果を持つ結界が張られていて魔法が使いづらいらしいのだ。そこで何かあってもAMFの中でも戦える魔道師を探していたところ、その話を聞いたなのはが夕を推薦したらしい。
「なるほど」
納得したようにうなずく夕。
「お願いできないかな?」
遺跡か…すこし興味あるな。少し考えた夕は受けることにした
「わかった。遺跡調査の護衛は俺がしよう」
「ありがとう!。よろしくお願いするよ」
二人は握手する。
そして現在、ユーノと夕は遺跡の建物の入口の前に立っている。入口には獅子の模様が刻まれていた。
二人はバリアジャケットを展開し、非常食の入ったショルダーバッグを持っている。
「さて、行きますかユーノ?」
「うん。お願いね夕」
二人は遺跡に入る。入口を通ると天井から青いスポットライトのような光が二人を照らす。
「うお、何だこれ?」
夕は避けようとしたがユーノが避けようとしないので止める。
「発掘した人が分析した結果、この光には害はないみたいだよ。調査を終えた人がその後、病院に行って精密検査を行なったけど異常は出なかったから大丈夫だよ」
それなら大丈夫か。夕は体の力を抜く。二人は青い光が照らされながら調査を続けた。細かな調査はユーノが一人で行なっている。壁の文字を見つければその前に座り込んで文字の解析を行い。石像を見つければ、壊さないように触って調べた。夕はその間、周囲を警戒し続けた。
「そ
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