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妖精の十字架
〜It ventures togetherD〜 ???
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・・

「ま、まぁそうですかね?でも一応僕が」

そう言って扉に手を掛けた瞬間、扉は何の音も立てずに静かに開いた

「真っ暗です・・・」

中は全く明かりがない
まぁ人がいないから当たり前なのだが

「・・灯れ!インフラマリア!」

カグヤの光る植物が部屋一帯を灯す
中には中央に円卓があり、周りに何本かのかがり火があるだけの単純な構造だ

「・・・これっ!?」

チェスとが円卓の真ん中で何かを見つけたようだ
俺たちはチェスの見る先に視線を集める

そこには・・・

「『覇界の扉が開かれし時。全てはおわり。そして始まる。この血塗られた歴史を浄化する者が現れるまで我ら円卓の騎士はこの塔を守り抜く。ここに、覇界竜王バハムートを召喚すー・・・』」

バハムート
覇界でもめったにお目にかかれない上級魔物だ
竜と言っても滅竜魔道士とは関係のない竜だが、その力は絶大だ

「これ、掘られたの555年5月5日ですね・・・」

ってことはだいぶ昔の事・・・だが
バハムートの寿命は約千年。いまだに生きているだろう

「!?上!!!」

ナイトが叫ぶと同時に俺達はなんのためらいもなくその場から飛び退く

「・・・本当にいましたね、バハムート」

「チェスさん、実験台に、とか考えてます?」

「まさか!この場で研究するさ・・・」

チェス、ナイト、ともに戦闘する気満々

「植物、バハムートさんに焼かれちゃいやですね・・・」

「なら一切の攻撃よけなきゃだなっ。頑張れよカグヤ〜」

勿論俺も

「え・・・ちょ、あんなのと戦うの!?」

「あー・・・ミラは覇界をよく知らないものね」

ミラはやはりたじろぐようだ。まぁ無理もないが

「私たちの故郷では、このレベルがこの世界でのS級中の下クラスですよ?」

「まぁ、みんなでやれば楽勝だ」

「ブル・・・グゥァァァァァァ!!!」

口から火を吹くバハムート
ARMを光らせるチェス
植物で浮くカグヤ
夜を生み出すナイト
悪魔へと変貌するミラ
陰陽を構える俺・・・

「さぁ、行くぞ!」




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