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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第6章:女の決意・男の勘違い
第42話:言われてみれば……
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”状態で瞳キラキラ☆
今夜も激しいゼ!

「しかし……何故そんな事を知ってるのだ?」
今夜の大運動会に思いを馳せてると、デスピサロが不思議そうに質問してきた。
『それはねイケメンだからだよ』って言ったら、きっと怒るだろうから本当の事を言おうと思う。

本当の事と言っても、俺の母親の事なんだが……
マーサも魔界のゲートを開かせる力を持っている。
もうお解りだよね。同じ顔のデスピサロが、マーサの先祖……つまり俺の先祖だと言う事になる!

それに俺達の住む時代には世界樹など何処にも存在しない。
その代わり、地形的に同じ場所にはエルヘブンが存在する。
多分今回の件を終わらせて、人間との共存を選んだデスピサロが人間界(こっち)からゲートを閉じたんだ。その際に隙間を作らなかったから世界樹は枯れ、その跡地にエルヘブンを建てたんだろう。

まぁヘソを曲げられて『エルヘブン等作らん!』と言われたくないので、マーサの故郷については話さないでおく。
世界樹が枯れた原因が自分だと知り、警戒されるのも面倒なので、その事も言わない。
兎も角、デスピサロとロザリーは子作りすれば良いのだよ!

「……と言うわけで、今夜はサントハイムで一休みしたら、明日には僕のルーラで世界樹へ行こう! デスピーも協力してゲートを開いてくれるよね?」
「誰が“デスピー”か! 変な呼び方をするんじゃない」

「いやぁ……『デスピサロ』て長いじゃん! 疲れちゃったんだよ(笑) 僕の事も“リュカピー”って呼んで良いから」
「呼ばんわ馬鹿者!」
冗談の通じない男だな。でも面白いからデスピーって呼び続けよう。

リュカSIDE END



(サントハイム)
ライアンSIDE

またリュカ殿とデスピサロが口論を始めた。
元々リュカ殿が『人の名前を正しく呼ばないのは失礼だ!』と言い出したのに、その彼が勝手に愛称で呼び始めては……

「まぁまぁデスピサロさん。この人の言う事に一々腹を立てては身が持ちませんよ。それより俺に提案があるのですけど……」
シン殿がデスピサロを落ち着かせる様に話しかける。はて提案とは?

「俺の彼女はシンシア。見ての通りリュカさんの奥さんであるビアンカさんにソックリです。そしてデスピサロさんはリュカさんにソックリ……と言う事は、デスピサロさんはリュカさんも認めてた通り先祖で、俺とシンシアもビアンカさんの先祖なんだと思います」

「確かに……認めたくはないが俺はリュカと「リュカピーで良いよ」黙れ! ……リュカにソックリだ。それがどうしたと言うのだ?」
リュカ殿の邪魔にもめげずシン殿との会話を進めるデスピサロ。

「つまりですね、俺を殺してはビアンカさんが生まれず……デスピサロさんを殺せばリュカさんが生まれないんで
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