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魔法構築体マテリアル!?
プロローグ
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、帰りましたし。

「(そうですか、それは何よりです。しかし万が一の事がありますから一度戻って来てください)」

 アイアイサー、と返事をしてみる。そしてブツリと切られる。多分シュテルんは特に悪気は無いんだろうけど、あれだ。電話で話が終わったらすぐ切られてモヤッとする感じと一緒だ。
 でも確かにここに居て奴さんがスーパー阿部ブラザーズを連れて来られたら、俺のKPが掘り削られるからさっさと帰るか。
 尻尾でケツをガードしながら俺はスタコラサッサと部屋へと戻ったのであった。











 アッー♀





 造られた人形――プリームムは仮拠点にて笑みを深めた。
 噂のダーク・マテリアルズの実力を測ろうと潜入したその矢先にバれてしまい、あろうことか隠し持っていたマジックアイテムすら見抜かれてしまった。手を伸ばそうと1センチほど動かしただけで殺気が強くなったのだ。これでは交渉などできまい。
 
「それに……保険の方もバレていたとは」

 火のアートゥル、水、風のアダドー、デュナミスの四人も念のために隠れて貰っていたが……彼の視線がそれぞれ居た場所を捉え、耳がピクリと動いたことから察知していたことは明白だ、とプリームムは考察する。その彼らは己の主の元に向かい報告をしている。

「しかし僕は……僕たちは諦めない。我らが主の悲願のためにね……」

 やり甲斐がある。プリームムはそんな人形らしくない感情を抱きながら自分も主の元へと向かったのであった。
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