プロローグ
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畜生を滅しておけば良かったと」
「そんなこと我とて同じだ。単純なレヴィが怒り狂ったほどだ」
しかしそこでフールのオリジナルが出した条件は、彼の傘下に入るのはシュテルたちのみで、フールはオリジナルの身代わりになることだった。何でも彼は色々とやらかしていて魔導師としての力を封印されそうになったのだとか。それの身代わりをフールにさせようとしたのだ。
しかしそれをシュテルたちが拒否をした。あの時は自分たちでもどうしてこうしたのか分からなかったが、しかし時が経つにつれて理解したのであった。
「今でも思う。彼奴のあの顔は滑稽だった」
「しかし可愛かったですよね。今思い出すだけでも、お腹の奥が……」
「それ以上言うな痴れ者」
しかしディアーチェの今の姿は痴れ者の部類に入ったりする。
話を戻すが、フールのオリジナルは逆上し、己の身に余る魔力を全て使った収束砲を打とうとして制御に失敗して自爆。その際起こった次元断層で彼女たちは吸い込まれて――この世界に来た。
「最初は戸惑いましたが……今にして思えば良かったと思います」
「まぁ、な。この生活も存外悪くない」
「性活になっていますが」
「黙れ」
そっち方面は苦手なのか、ディアーチェは顔を赤くさせる。そんな彼女に満足したのかシュテルはシーツから身を出す。
「む? 何処へ行く?」
「身を清めに。彼が帰って来た時に綺麗な姿で出迎えたいですから」
「……それもそうだ。こやつらも起こすか」
ディアーチェはそう言ってユーリとレヴィを起こすと部屋に設けてあるシャワールームへと向かった。今はこの場にいない彼の体液を洗い流すために。
◇
腰痛すぎワロタ。ショタボデーだから負担がテラヤバス。
先ほどまでの情事を思い出して俺はため息を一つ吐く。まさか『魔法先生ネギま!? NEO』の世界に似た世界に来るとは……ここは麻帆良学園じゃないのか? 空に浮かぶ月を見ながらそう思った。
俺は転生者だ。それもかなり特殊な部類の。
転生先は魔法少女リリカルなのはの世界だった。……いや、似た世界か? なんかなのはやフェイトの2Pカラー+aが居て、俺も彼女たちと同じ存在に生まれ落ちたらしかった。マテリアルFだっけ……? 電波さんによるとそうらしい。
彼女たちも良く分かっていなかったようなので、俺は彼女たちと行動を共にして……アイツと出会った。俺のオリジナルの転生者。しかも話を聞く限り彼はあの世界の主人公らしかった。自分でオリ主だ! って言ってたし。
ちょっと性格があれだけど。んで、彼の2Pカラーである俺にも彼と同じ能力があるらしく……これを聞いてピンと来たね。
俺、ラスボスだ、と。
そうと決まれば後はズ
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