暁 〜小説投稿サイト〜
戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十三章 幕間劇
烏と雀×りんごのむき方
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程、経験が必要だけど。

「俺らの使ってる銃、触っていいからそっちの触ってもいい?」

「(こくん)」

触ってみると、俺らで使っているのと全然違う。烏も雀も俺らが使っているライフルを触っている。銃身は長い。

「これ、普通のより銃身が長いな。特注品か」

「・・・・」

「お姉ちゃんが設計して、特注で作らせたんだって。銃身が長いと威力や射程距離も上がるんだけど、お兄ちゃん達が使ってるのとあんまり変わらないような」

「そりゃそうだろうな。ちなみに俺らの銃で狙撃するなら、ここからあそこの山の所まで撃てる。ここを覗きながら」

「・・・・・」

「・・・・ふむふむ。あっ、そうだね」

「どうした?」

「えっとね、お兄ちゃん達の隊の鉄砲見た事あるけど、お姉ちゃん以外にも狙撃手がいた事に驚いてるって」

「そりゃそうだろな。狙撃手はウチの隊、一真隊ではなく黒鮫隊な。そいつらは狙撃の腕は持っているよ」

「・・・・・」

「お姉ちゃんが、私以外にも狙撃手いるんだと感心しましたって!わーい、お姉ちゃんがお兄ちゃんの事褒めてる!雀凄く嬉しい!」

「烏に褒められるとはな。俺もこれで近くにいる者の脳天に撃てるよ」

と言って、左腰にあるホルスターからハンドガンを取り出した。今は、セーフティーをロックしてるから問題はない。俺は烏の銃を返してもらってから、ライフルをもらって空間に入れた。

「こんなに小型化してるなんて、不思議だね!お姉ちゃん!」

「・・・・・」

「お姉ちゃんも不思議って言ってる。ん?ああっ!小刀みつけたーっ!鞄の一番奥に入ってたよ!はい、お姉ちゃん!」

「・・・・・」

小刀が見つかったので、俺は銃をホルスターに戻してから、手にあるナイフでりんごをむき始めると、烏も始めた。俺がむき終えるとちょうど烏も終えたみたいだ。

「お姉ちゃんも器用だけどお兄ちゃんも器用だねー!」

「まあな、こんなのも作れるぞ」

りんごを八等分に切る。それから皮を三分の一だけつなげてっと。

「はいよ。りんごのウサギ完成!」

「わっ!わわわわっ!お兄ちゃんって凄い!こんなむき方初めて見た!」

「(うんうん)」

「どうだ?」

「ウサギさん可愛い!お兄ちゃん、タコさんも作れる?」

「タコ?」

ウインナーだったら作れるんだけどな。

「・・・・」

「お姉ちゃんは、蝶々にしてほしいって!」

「おいおい。無茶振りだな」

「「わくわく」」

ふむ。確かりんごのでアップルスワンってのがあったな。調べて見てると視線を感じたら・・・・。

「・・・・」

「「わくわく」」

「と言われてもな。タコや蝶々もたぶん出来ると思
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