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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十三章 幕間劇
勉学×一日遅れの初夜
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その場合は、検非違使なりを総動員させて頂きますが」

「総動員させても、俺には敵わんだろう。それにな、いつかはこういうのが来る事は予想済みだ。神であったとしても、礼式ぐらいは覚えないとなと思う事もある」

鞠から教えてもらおうと思ったが、上洛で忙しかったし。それに礼式とかは、調べれば出てくるんだがやり方が分からん。今の姿はただの人間であり、神の姿となれば礼式無しで出来る。俺はいつも神界でも上だ。

「それに今が覚える時期なんだろうと思うが」

それにしても、ああいう本とか文字とか分からん時は、スキャンしてノーパソに入れれば何とかなる。

「一真様」

「・・・・そうか。そう言ってもらえると助かる」

「もしやそれで元気がなかったのか?」

「・・・・まあな」

「そんな事で捻くれてたのか」

「・・・・ひゃ」

しょぼくれている一葉が可愛かったのか、頭を撫でる。何かこういう風になったら、撫でる癖がついてしまった。

「っと、すまん。いつもの癖でな」

「い、いや・・・・良い。余も頭を撫でられた位で、気を悪くしたりはせぬ」

「では気が変わらぬ内に、早速始めましょう。まずは不肖それがしめが、兵法について講義させて頂きまする」

そして俺は一応空間から、ノートとシャーペンを取り出してスタートしたんだが正直な・・・・。

「・・・・驚き申した」

軍略の勉強が始まって、ほんの少しであったが俺も久々の勉強にワクワクしていた。が、幽がぼそりと漏らしたのはそんな一言だった。

「お見受けするに兵法の基礎は出来ておるようでしたから、何かの書を学んだ事はあるのだろうとは思うておりましたが・・・・」

「一真様。魏武注孫子は、それ程お読みに?」

「それ程というより全部読んだし、孫子もだけど忘れてると思うが、俺の妻らの中には曹操とかもいたからな。あと諸葛亮とかにも結構読まされたし。書かれていない所も詳しく解説してくれたし」

「六韜三略もそれなりに読み込んでおられるようですし、それに妻の事忘れておりました」

「まあな・・・・色んな兵法書を読まされたしな」

「であれば、この辺りは省略しても構いませんかな」

「まあ一応読むから、ザッと流してもらえればそれでいい」

そう言いながら、幽は孫子以外の軍略関係の本を山の中から引き抜く。軍略を抜いても、まだこれだけあるのか。まあ何とかなるだろうが、それから結構経つが軍略が終わった。

「では次は、礼法と参りましょうか」

「おうよ」

「礼法なら余が直々に教えてやろうではないか」

「双葉様。よろしくお願い致します」

「何じゃと!」

「わ、私ですか?」

「どういう意味じゃ幽!余では不服と申すか!」

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