十三章 幕間劇
蹴鞠×恋人(愛妾)
[1/6]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「ふあぁ・・・・」
穏やかな二条館の昼下がり。詩乃の口から思わず漏れたのは、小さなあくびが一つ。
「ふふっ。詩乃、お疲れですか?」
「・・・・流石に、あれだけの戦いの後ですので。良い日和でもありますし、未だにに疲れが抜けていないそうで・・・・お恥ずかしい」
「けど、大変だったからしょうがないよ」
「そうそう、一真様も言ってたじゃない。休める内に休んでおけって」
「ここを出ればすぐに近江に越前だしね」
久遠の制圧行は、二条館で一時休息となったが、この先鬼退治による大戦が待っている。厳しい戦いかもしれんが、俺達がいるから問題ないだろう。
「そうですね。ではお言葉に甘えて・・・・ふぁぁあ・・・・」
「あ、あの・・・・ちょっと、鞠ちゃん・・・・っ」
「皆ー!皆も蹴鞠するの!雫も一緒なの!」
「あれ?雫ちゃんも・・・・?」
「あはは・・・・こんにちは、皆様」
「蹴鞠かー。そういえば、皆でするって久しぶりだね」
「なの!ねえねえ、双葉ちゃんも蹴鞠するの!」
「私も・・・・良いのですか?」
「もちろんなの!・・・・だめ?」
「いえ・・・・。ふふっ。皆さんと蹴鞠遊びが出来るなんて、夢のようです」
『蹴鞠、私達も混ぜてもらっても構いませんか?』
いきなり上から声が聞こえたので、何かなと思ったひよ達。そしたら上から降ってくる三人であるが、ひよ達は鞠達を下がらせたら急降下から急停止をした。
「もしかして沙紀さんですか?」
「ええ、お久しぶりです。ひよさん」
沙紀達は、ISを解除して待機状態であるドッグタグに戻った。服装は軍服だったけど、まあこれはこれでいい。
「うわー!空から人が降りてきたなのー」
「あなた方は?」
「初めて会う人もいるので紹介します。私の名は沙紀と申します。あと同じ隊員の桜花と結衣です」
「沙紀さんとは、堺で会って色々と教えてくれたんだよ」
「桜花さんや結衣さんも先日の戦以来ですか。ところでどうしてこちらに?」
「地上を見ていたら、皆さんが蹴鞠をするので私達もしたいと思って来たのですよ。それに詩乃さんが言いかけたのって、休める内にしっかりと休めるようにでは?」
「ええまあ。で、そう言おうとしたら沙紀さんたちが来たので」
「私達もちょうど運動したかったので、それに軽く運動してから寝ると身体はよく休まりますよ」
「それは一真様の進言ですか?」
「いえ私達も、疲れてる時は運動してから寝ると疲れは取れますので」
詩乃も加わる事になってから、鞠からスタートする事になった。鞠から行って今度は双葉だったが、幽に教えてもらってるらしいから上手だ。幽は何でも知ってるんで、書や武芸にそれ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ