十三章 幕間劇
恋人発言×逢引からの発展
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が」
「「「いいね」」」
と言う訳で、一人ずつデートする事になった。俺はこの後暇だし、最初は誰にしようかと言おうとしたら。
「ほらほら一真様、早速行きましょうー!」
「お、おうっ!?」
突然犬子に腕を掴まれて引っ張られる。
「ってこら犬子!何勝手に、一真を連れてこうとしてんだよ!」
「そーだぞー犬子ー、抜け駆け禁止ー!」
「わふっ!?」
「まぁ予想はしてたけど」
「わふ・・・・ご、ごめん、つい興奮しちゃって」
「まあ順番と約束事を三人で決めてくれ」
俺の言った事を理解したのか、三人で決めていた。約束事とはデート中にちょっかいかけられるとか、時間を決める事なのではと。で、三人が決めた事は三つだった。デート中は手を繋いで歩く事と、違う人の番の時は手出し無用、一人持ち時間は半刻で時間が来たら交代。
そしてクジ引きで、順番を決めたら最初は和奏になった。デートする時間は昼過ぎで、待ち合わせは京の町である。約束した時間になったので行ってみた。
「和奏、待たせたか?」
「い、いや、ボクも今来た所・・・・」
顔を上げたら、顔を真っ赤にしていた和奏であった。こっちを見るなと言われても、見ちゃうんだからしょうがないだろうに。とりあえず頭を撫でてやったら更に真っ赤になった。
「改めて待ち合わせするとなったら、な、何か・・・・恥ずかしくなっちゃったんだよ!」
「こんなに顔を真っ赤に染めあがるとは、朝はあんなに大胆な事が出来たなぁ」
「だ、だって、あの時は犬子と雛が一緒だったし・・・・時間をおいて冷静になってみると・・・・〜〜〜〜っ!」
「ははは」
「せ、折角素直になるって決めたのに・・・・うぅ」
ふむ。照れてる和奏の方が可愛いな。可愛いが、このままではデートにならない。
「和奏、顔を真っ赤にするのもいいが手を出せ。逢引中は手を繋ぐ約束なんだろ?」
いきなり慌てだしたので、強引に手を繋ぐ。
「どうせなら、逢引中は楽しまないとな」
恋人繋ぎの手にまたまた慌てる和奏。
「あ・・・・今、手ぎゅって・・・・」
俺が手に力を込めると、代わりに和奏の力が緩む。
「こういうのは、緊張をほぐすんだ。年長者にとっては基本だな」
「はは、何だよそりゃ!」
「と言う訳で行くぞー」
出店を回ってる最中、和奏とデートを過ごす。
「ん、この店って・・・・」
そうしてやってきたのは、簪や櫛とかが売っている店だ。女の子には好きそうな店だ。
「待ち合わせまで時間があったからさ、調べておいた。案の定あったから、和奏には連れて行きたかっただよ。こういうの好きだろ?」
「まぁ確かに嫌いじゃないけど・・・・あれ?
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