暁 〜小説投稿サイト〜
戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十三章
戦(5)
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
て」

「最初に助けてくれた時だって、良い采配であったからな。だから問題ないと思っただけだ」

「まぁ二人が良いのなら、余は構わんがの」

「一真様ぁーーーーー」

と犬子の叫び声が聞こえてきたので、犬子の方を向くと来たが俺を探しているようだ。

「あれ?一真様はどこです?詩乃」

「そちらに浮かんでいるのが、一真様ですよ。犬子さん」

「えぇ!どう見ても一真様じゃないんですけど『呼んだか犬子』本当に一真様ですか?」

「そうだ。今はある任務でこの姿になっている」

と浮かんでいたら、二人来たな。雛に和奏。

「犬子ー。一人で何抜け駆けしてるのー。雛だって居るんだからねー」

「ボクだって居るんだぞ」

「あれ?一真さんはどこ?『目の前にいるだろう』わっ!もしかして黒い全身鎧は一真さん?」

「か、一真まで異形の者になったのか?『違う。ある任務でこの姿になっている訳だ。第二の姿といっていい』な、なるほど」

「無事で良かったよー。だけどまだ終わってないから、一真さん、手伝ってくれる?」

「ちょっと待て(トレミー、ドウターの軍勢はどうしている?)」

『未だ停滞中です。まるで隊長を待ってるか、それとも地上の戦いが終わるのを待つだけかだと思われます』

「(俺は地上にいる鬼達を駆逐してから、そちらに向かうが動き出したら攻撃開始だ。絶対に地上に降ろさせるな!)」

『了解です』

俺はオープン・チャネルで話してた。無言の状態だったけど。

「まだここにいるからさっさと倒すぞ!」

「わん!一真様が手伝ってくれるなら、犬子張り切っちゃうわん!赤母衣衆集合ー!」

「黒母衣衆も出てこいやぁ!」

ここにいる兵たちは、俺のことを見ていた。何せ浮いてる黒い甲冑だしな。

「お前ら、突っ込むのもいいが、森一家のところには近づくな!刈られても知らねえぞ!」

「森一家には近づくな!って事で和奏!」

「応!黒母衣ぉ!気合い入れて行くぜー!」

「赤母衣も行くよー!」

「「母衣衆、突撃ーーーーーーー!」」

「それじゃ、いってきまーす」

それぞれの馬印を誇らしく掲げ、三若は兵を率いて鬼の先頭に突撃していった。

「織田の三勇士に後れを取るな!姫路衆よ、ここが死に場所ぞ!死んで公方の道となれ!」

「応っ!」

「八咫烏隊!」

「ほーい、小寺さんについていくぜーってお姉ちゃんが言ってまーす!」

「ならば行きますよ!姫路衆、一真隊、突撃ぃ!」

和奏達の突撃から少しタイミングをずらし、しかも鬼の横に食い込むようにし、一丸となった兵達が雄叫びと共に突撃する。突撃に合わるよう、後方から八咫烏隊と黒鮫隊が鉛玉と鉄玉の雨を降らせる。


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ