十三章
戦(4)
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・・・」
「烏達だって負けないもん!ってお姉ちゃんが激怒してます」
「・・・(フルフルフルッ!)」
「あ、間違えた。烏達だってすげーもんね!ってお姉ちゃんがブーブー文句言ってますよ」
「・・・・(コクッ)」
「ところで、君達は誰?」
「・・・・・・・・・」
「我ら公方直属の鉄砲隊、鈴木孫一烏重秀お姉ちゃんと、私、鈴木孫三郎雀重朝です。よろしくとお姉ちゃんは言っています」
「・・・・(コクッ)」
「そうか。俺は織斑一真。一真隊及び黒鮫隊の指揮及び前線で活動をしている。ところで君らは何でこんなとこにいるの?」
「主様の言うとおりだが、お主らの腕前は知っている」
「そりゃ公方様のお側の方が、活躍しがいもありますしー♪」
「・・・・・・・・・・・」
「あと、横撃は隊の若いのに練習がてら、やらせているから安心してってお姉ちゃんが言ってます」
「若いという事は、烏や雀たちより若いって事?」
「そですよ。八咫烏隊は若いのの集まりですからねー」
烏達より若い者って、・・・・考えてはならん。たぶんロリコン好きには、持って来いだろうし。
「とそこだ!」
のほほんと言ってる間に鬼達は動いてるが、俺のアサルトライフルで撃った。ここにいた俺達を囲ってた鬼達は全て俺が撃ってやった。有り難く思え。
「隊長!」
「よう、桜花に沙紀。ここにいるという事は、・・・・今頃」
「はっ!隊長の代わりの者を配置させました。詩乃さん達です」
「よし。お前ら、行くぞ!」
といい、俺達に近付く鬼達は白式と紅椿に乗る桜花と沙紀。一閃一閃で、斬ったりしていく。あとは、神の力で剣に乗せて斬撃を放つ。すると斬撃で斬られた鬼達は白い炎で燃え尽きる。
「ほわー・・・・ポワッ、ポワッ、って光ってて、なんだか蛍の光みたいなの♪」
「戦場に灯る蛍の光は、輝くたびに穢れた魂が浄化する・・・・何とも侘びた風情がありますなぁ」
「ははは。これは俺の力が呼応している。刀で斬るたびに浄化をしているのさ」
俺、一葉、幽、鞠の戦い振りはまるで、儀式のような崇高さを感じさせている。そして踊りのように、舞いながら鬼の命を絶っていく。鼓の代わりに鳴り響く鉄砲の音。音が鳴り響く拍子に合わせて、俺達は流れるように刀を振るい、異形の者達に無慈悲な死を振りまくる。俺達の死の演舞は、俺達を見る者にとっては見惚れるだろうな。桜花や沙紀は、ヤバいところに向かっては援護しながら向かっている。鉄砲が撃たれようが、俺達が刀を振るおうが、所詮は多勢に無勢。俺達の周りを囲む鬼達は、仲間が倒れてもその屍を踏んでまで進もうとしている。
「一葉、幽、鞠、伏せろ!!!」
俺は言った後に伏せた三人。俺は、大
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