暁 〜小説投稿サイト〜
戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十三章
神仏の共有
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ょんっ!」

「どこぞでおなごが噂しておるな。お主を夜空の下で盛大に話しているのではないのか?」

「あははっ!一真だったらありそうなの!」

「まあ、こういうのは噂でくしゃみするからな。ところでさっきの恋人になる件、あれはいったい」

「余の口から説明する気はないが、もう分かっておるのじゃろ?」

「推測だけど、一葉と双葉を恋人にするんだろう?」

「正解じゃ。双葉も余の可愛がってくれ」

「そのためには、生き残らないといけないな。余計に燃えてくるぜ」

「燃えるのは構わんが、余の力をお主に貸そう。その代りお主の力を余に貸してくれ」

俺は当然と言いながら、一葉をそっと抱きしめる。いきなりの事で、驚いたがこれから恋人になるんだからな。

「よ・・・・良きに計らえ」

「ああー、一葉ちゃん、羨ましいのー」

「ははは。鞠はまた今度な」

言いながら、俺は一葉の身体を強く抱きしめる。

「一葉は俺が守る。だから一葉も俺の背中を守ってくれ」

「・・・・・ふふっ」

俺の腕の中で、緊張してたが軽くなったようだ。それと同時に神の力で緊張を解しているから。

「余も誓ってやろう。主様は余が守ってみせる。だから主様は余の背中を守ってくれ」

「主様ね、まあ呼び方に関しては気にしないけど」

と言って一葉から離れた。通信機からは少しずつだが、狙撃で減らしていると。

「はいはいはいはいなの!一真、次は鞠の番なの!」

ぴょんぴょんと跳ねながら、鞠が俺の傍に寄ってくる。

「いいよ。おいで鞠」

「うんなの!」

俺の腰に手を回し、ぎゅっと抱き着く鞠の身体を、しっかりと包む。

「鞠の事も俺が守ってやるが、俺の背中は一葉同様鞠が守ってくれ」

「うん!」

『隊長、来ます』

「分かった、いよいよ来たか」

「南で鏑矢が上がったようだが、上がる前に来るとは便利だな」

「戦いの始まりなの!」

「ああ、行くぞ!」

俺は、南門に行く。追いかけるように、一葉と鞠も追いかける。

「小波!」

「お側に」

「小波の力は、一真隊にとっては鍵だ。一真隊の仲間達と俺達の繋ぎを頼む」

「承知」

「あとは、・・・・そうだな。影から鞠と一葉を守ってほしい」

「しかし・・・・その場合、自分はご主人様を守ることができません」

「構わん!俺は俺の部隊の者たちが守ってくれるからな。だから、頼む」

「分かりました。ですが、あの・・・・ご主人様もどうか無事で」

「ありがとな。小波も無事に帰ってこい。また鍋で一緒に食べようじゃないか」

「自分如きが、また参加してよろしいのですか?」

「当たり前だ。仲間と一緒に生き残
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ