十三章
戦いの前×狙撃開始
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型の者を中心に南に配置。中遠距離型のは、狙撃班のところで待機し他の方角のところに来たら俺に知らせてからの攻撃をするだろう」
「鬼の階級によっては、部隊を分けて挟撃・・・・というのは作戦を実行する知能はないと思います。恐らくは大丈夫かと思いますが、そこまで厳重にする理由はあるのですか?」
「本来ならしない作戦だ。だが三好衆が丸薬を飲んだとすると、知能を付けた中級以上の鬼が出ると思う。中級や上級は、素体が人間だ。人間の潜在能力というより侍の血が関係している。越前の朝倉が上級の鬼になっているからな」
「なるほど。まさかそこまで考えがいってるとは。先の先を読んでいらっしゃる」
「これくらい考えを纏めないと司令官にはなれん。それでだ、南が破られると双葉達がいる御殿まで一直線。だが、他は侵入されたとしても黒鮫隊の野郎共がやってくれるだろう」
「御意。それで一真様は前線ですか?」
「そうだ。俺は戦闘に関しては専門家であり、ちょっとした戦闘狂でもある。だから、一葉と共に前線にて鬼を駆逐する。俺は鞠と一葉と共に前に行く。詩乃、エーリカよ。二人とも武運を」
「一真様こそ・・・・ご無事で」
「武運を」
「さてと、野郎共。さっき言った通りだ。各20名で城門を監視し、鬼が来たらこれで知らせろ」
俺は左耳にある通信機をぽんと指差した。野郎共は黙って頷く。
「よし!俺と一緒に来る者は来い。なおIS部隊は空にて監視をし、他の方角から来たら攻撃許可を俺に言え。そして攻撃をしろ。南に行く者達は空にて待機だ!行くぞ!出撃だ黒鮫隊!(ドウターが出たらそちらを集中しろよ)」
『おおおおおおおおおお!!!!』
俺達は各部署に配置をした。南には俺と鞠と一葉、それに20名の射撃班達。一葉達にとっては鬼が問題だが、俺らにとっては鬼よりもドウター。ドウターゲートは、反応があるが出現する様子はなさそうだな。それは時間の問題となるが、いつ出現するかによって、黒鮫隊は本来の使命であるドウターを駆逐するために動くのだから。
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