天空の巫女と亡霊
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ックユニコーン”!!?」
「何で奴等がこんな所に…。」
レンとイブも今の状況を把握しきれないでいた。
こちら、蛇姫の鱗サイド
同様に闇ギルドに囲まれている。
「これは一体…。」
「囲まれているだと!?」
「こんなに伏兵がいらしたなんて。」
そして、
「ちょ、わ、私はみんなとはぐれて…一人に…、いや、だから決して怪しい者じゃメェーン。」
はぐれた一夜も闇ギルドに囲まれていたのだった。
時を同じくして、洞窟内
「重てぇ…、これじゃスピードが出ねぇぜ。」
「主より早い男など存在せぬわ。」
レーサーはブレインの命令で大きな棺桶を運んできた。
棺桶には強固な鎖が何重にも巻かれており、簡単には開かないようになっている。
「ひっ。」
「棺桶!!?」
棺桶を見て怖がっているウェンディにブレインは言った。
「ウェンディ、お前にはこの男を治してもらう。」
バチン
次々と棺桶に巻かれていた鎖が解かれていった。
「わ、私…そんなの絶対にやりません!!!」
「そーだそーだ。」
ウェンディは頑なに拒み続ける。
「いや、お前は治す。治さねばならんのだ。」
そう言い終わると棺桶の鎖は全て解かれ、蓋が開いた。
そこにはある一人の男が眠っていた。
「!!!」
ウェンディは目を疑った。
「この男はジェラール。かつて評議院に潜入していた。つまり、ニルヴァーナの場所を知る者。」
ブレインは眠っている男の説明をウェンディに伝えた。
「ジェラールって…え?え!?」
ハッピーは楽園の塔での事件を思い出していた。
「ジェラール…。」
「知り合いなの!?」
ハッピーはウェンディとジェラールが知り合いだということに驚いた。
「エーテルナノを大量に浴びてこのような姿になってしまったのだ。」
確かに、ジェラールの体のあちこちにはひび割れたような跡がある。
「元に戻せるのはうぬだけだ。恩人…なのだろう?」
ウェンディはブレインの声は聞こえておらずただジェラールを見つめることしかできなかった。
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