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妖精の義兄妹の絆
天空の巫女と亡霊
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「き、気持ち悪ィ。」
樹海の木が複数本黒くなっている。
「どうなっているんですか?」
「わかんねぇ。けど、変な魔力を感じるぞ。」
エマの言葉にタクヤは答えた。
「ニルヴァーナの影響だって言ってたよな、ザトー兄さん。」
「ぎゃほー。あまりにすさまじい魔力なもんで大地が死んでいくってなァ、ガトー兄さん。」
突然野太い声が樹海の中から聞こえてきた。
「誰だ!!?」
グレイがそう叫んだ瞬間、

ガサガサ ガサッ

「ちょ、ちょっとぉ、」
「ニルヴァーナの影響だって、」
「さっき言ったぜ、ガトー兄さん。」
「そうかい、ザトー兄さん。」
「囲まれてるわよ!!!!」
周りから次々と人が出てき、タクヤたちは囲まれた状態となっていた。
「うほぉ!!!サルだ!!!サルが二匹いんぞオイ!!!!」
「どちらかと言えばゴリラだろ。」
「今はそんなこと言ってる場合じゃないですよ!!!」
ナツとタクヤはエマに叱られてしまった。
「こ、こいつら妖精の尻尾だ!!!こいつらのせいで…。」
そこにもう一人のサル顔な男が現れた。
「オオ!!!もう一匹増えたー!!!!」
「確かに、あれはサルだな。」
タクヤは頷きながらナツの意見に賛成する。
「いい加減にしなさい!!!!」

バシィィィィン

「「ぐほぉっ!!!?」」
とうとうナツとタクヤはエマにビンタをくらわされた。
「六魔将軍傘下、裸の包帯男“ネイキッドマミー”。」
「ぎゃほおっ!!!!遊ぼうぜぇ。」
裸の包帯男のリーダーとされる二人の男が言った。
「敵は…6人だけじゃなかったっていうの…!?やられた…。」
「そうですね、とても危険な状況ですね…。」
「こいつァ丁度いい。」
「ウホホッ、丁度いいウホー。」
グレイがそう言うとナツもサルのものまねをしながら言った。
「もういっちょやってやんぜ。」
タクヤも二人の意見に同意する。
「何言ってんのアンタたち!!!」
「これだけの人数相手じゃ…!!!」
シャルルとエマは3人を止めにかかった。
「拠点とやらの場所をはかせてやる。」
「今いくぞ。ハッピー!!ウェンディ!!」
「全員沈めてやんぜ!!」
3人はシャルルとエマの忠告を受け入れず、戦闘モードに入っていた。
「なめやがってクソガキが…。」
「六魔将軍傘下裸の包帯、」
「死んだぞ、テメーら。」
ガトーが同じ事を言い終わる前にザトーが口を挟む。
「何なのよ、妖精の尻尾の魔導士は…それにタクヤまで…、今の状況わかってるのかしらっ!!!」
シャルルはあり得ないと頭のなかで混乱していた。






一方、青い天馬サイド
ここでも闇ギルドに囲まれていた。しかも一夜の姿は見えない、どこかではぐれてしまったんだろう。
「黒い一角獣“ブラ
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