NO.13 聖剣来日
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うわけで、今回の課題は霊装の顕現よ。限定でも構わないわ」
「はい!頑張ります!ところで先生、どうやって顕現すればいいんですか?」
「私が知るわけないじゃない」
あれ?なんか以前にもこんなことあったような・・・・・・。
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「じゃあレイナーレさんはどうやって顕現しているんですか?」
呼び方が先生から名前になった。やっぱ以前にもこんなことあったよ。絶対以前にもあった。
「私は『霊結晶』から出した霊力を纏う感じかしら」
「・・・・・・以前にもこんなことありましたよね?」
ルフェイちゃんも覚えがあるみたいだね。すまん。
「とりあえずスロー再生で見本を見せるから、よく見てて」
そう言って一度顕現した霊装を一旦仕舞い、今度はゆっくりと顕現させていく。
『霊結晶』は大体自分の心臓辺りにある。そこから霊力を広げ、体に纏わせる感覚だ。
限定霊装の場合は、今着ている服に追加する感じだ。
今気付いたが、スロー再生で俺の超少女趣味な霊装を顕現すると少女アニメの変身シーンみたいだ。
またひとつ、男として大切な何かを失った俺だった。
「ううう・・・・・・ルフェイ、わかった?」
「は、はい。でもなんで泣いているんですか?」
そこに触れないで。俺は、男、なんだから。
ルフェイちゃんは早速実行に移す。が、元々霊装が出せる俺とは違って、一から霊装を顕現させようとするため、そう簡単にはいかないらしい。
「ルフェイ、大丈夫?」
以前みたいに暴走されたら叶わんぞ。
「あ、はい。大丈夫です。もう少しで出せそうなので・・・・・・」
そう言ってより一層力を入れるルフェイちゃん。心臓辺りから緑色の霊力が溢れだし、衣を形創っていく。
以前暴走したときに顕現していた魔女風の衣装を形創っていくが、霊力にムラがあるし、量も少ない。正直、実戦にたえうるレベルじゃない。
「まあ、初めてでここまでできれば良い方・・・・・・なのかしら?」
「なんで疑問系なんですか・・・・・・」
だって俺は初めから使えたし、人に教えるなんて初めてだから。
「少しづつゆっくりと暴走しない程度に頑張って顕現してね?」
「はい〜」
第二回精霊授業はこれにて終了です。
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翌々日
「白音ぇぇぇぇっ
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