23話:久しぶり
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奴は嫌がらせのように、グチャグチャとヒトじゃない気味の悪いグロテスクな肉塊でオレを抱きしめ頬を摺り寄せやがった。
おえぇぇぇぇっ。もう死にたい。
「あっはっはっは、良い反応してくれるねヒフミちゃん。キミのギャグはまるで漫画やアニメのようだ。もっとサービスしてやろうじゃないか、耳を甘噛みしてやるぜ。はむっ」
「ムリムリムリムリホントヤメテマジムリラメェエェエェエエエエエエエエエーーーッ!!?」
「い、いやアンタらナニ遊んでるのよ……??」
いや遊んでないからな。
よく見ろ。襲われているんだよ。
変態にアマガミされただけで絶頂してしまったオレ。
「まっ、ちょっとした戯れもさて置き」
「し、死ぬかと思った……」
「………」
閑話休題。
見慣れた変態魔女の姿に戻ったジャンヌ。
相変わらずのエロエロで我が侭ボディに目がいってしまうけども。変態でなかったら求婚していたな。
年齢は不詳、しかし大人の女性であり黒髪は艶やかで美しくラテン系の容姿がよりいっそ色っぽく映り、思春期の健全な男子高校生には刺激が強すぎた。
変態ではあるが魔女であるが故にミステリアスでオレを惑わせる。
駄目だ、騙されるな、見た目だけだ、中身が残念だ、アホな子なんだ、敵なんだ、害悪だ、オ、オレたちは殺し合いをした間柄なんだ……
変態はオレの心境などお構い無しにオレを誘惑する。魅惑のポーズは何故か某漫画風の奇妙なポーズィングだ。
なんてアホな子なんだろうか。しかし、あんなにもアホなポーズなのに魅了される。
そもそも全身網タイツってのがアカン。黒の網タイツに黒のマントに黒のハイヒールしか身に着けてないってのが卑怯だ。局部を隠す気すらないのか、この変態。いや、なんか上手い具合に見えない謎仕様なんだけども。あと、魔女と云うぐらいだから魔女風の帽子をかぶっていてもおかしくないが、今は身に着けていないんだけど。
もう駄目だ……いくら紳士なオレであろうがこの変態の前では理性が吹っ飛びそうだぜ。オレはたまらなく片膝を付いた。
「おやおや、ヒフミちゃんはこのボクの素晴らしきナイスバディに反応しておっきしたようだぜ。いやんッ///」
「「……ッ!??」」
最悪だ、このアマッ!! ボクっ子キャラめ!!
いちいち指摘しないでいいものを……ササッと美琴がオレから数歩距離を取った。
「なんで、こんな時にアンタはエロいこと考えてんのよッ! サイテーッ!!」
「ふぇぇ、ごめんなさ〜い」
「「………」」
謝ったというのに、なんか2人がジト目だった……
もう一度、閑話休題。
さて、奴は改めて自己紹介をする。オレじゃなく美琴に
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