コードギアスR2
0627話
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ず沈黙させられる。
もちろん他の世界の者達と違って、ギアス世界から送り込もうとしているのはこの世界には居場所がない故の者達なのは事実なのだ。だが。
「お前はそれでもいいのか? ユーフェミアが死に、あるいは汚名を着せられる原因になったギアス響団の者達を生かしておいても」
「……ああ。確かに私はギアスを憎む。しかし、私が復讐に狂ったとしてもユフィは喜ばないだろう。元凶を排除出来れば、そしてユフィの汚名が晴らされればそれで十分だよ」
いつもは凛としているコーネリアの、どこか儚げとも呼べる笑み。そんな笑みを浮かべるコーネリアに、その場にいる誰もがそれ以上何も言えなかった。
1分程そのまま静まり返っていた中で、最初に口を開いたのは当然と言うかやはりというかコーネリアだ。
「さて、とにかくギアス響団の本拠地は割れた。後はなるべく人を殺さないように捕獲するのを目標としよう。とは言っても、さすがに丸腰で研究所内に向かってもそうそうこちらの命令に従いはしないだろう。そうなると、やはり量産型Wのシャドウとメギロートは恫喝的な目的でいるか」
「そうだな。それとギアス響団にはKGFのジークフリートがある。一応これはV.V.しか操縦出来ないらしいから、最初に潜入する俺がV.V.を確保すれば問題は無いだろうが、一応覚えておいてくれ」
「へぇ、KGFね。ちょっと詳しく聞かせてくれる? KMFと名前が違うとなると機種的にも違うんでしょう?」
レモンが興味を惹かれたのかそう尋ねてくる。この辺、さすが技術班を率いているだけの事はあると言うべきか。
「簡単に言えば人型じゃない戦闘兵器だな。フロートユニットで空を飛んでいる兵器だが、メインの武器がスラッシュハーケンだけだから、ちょっと……いや、かなり使いにくい機体だ。それと、電磁装甲とかいうPS装甲みたいなのがあるらしい」
「へぇ、電磁装甲か。ちょっと面白そうね」
次に反応したのはマリュー。PS装甲については文句無くシャドウミラーでも第一人者であるだけに、この世界特有の装甲技術に興味を持ったのだろう。
そしてそれはレモンも同様であり、2人揃ってどこか期待を込めた眼差しを俺へと送ってくる。
「あー、分かった。ギアス響団の本拠地に侵入して、機会があったらジークフリートを入手しておく。それでいいだろう?」
「ええ、さすがにアクセルね。頼りになるわ」
「全くね。今夜はサービスして上げなきゃ」
「お、お前等! な、な、何の話をしているんだ、こんな日中から!」
レモンとマリューの会話に、まだ俺達のやり取りに慣れていないスレイが顔を真っ赤にして抗議する。
「あー、とにかくだ。ギアス響団については任せていいんだな?」
付き合ってられるかと、溜息と共に星刻の口から出て来た
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