水の巫女の再来・後編
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………?」
間に割って入った彼は剣を手に、赤魔道士の胸を刺し貫いている。
「お前がやらないなら、私がやるまでだ」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
何故、今になって────"何が"、わたしをカオスの渦から引き出してくれたかはわかりません。
でも"誰か"が………わたしの事を強く想っていてくれたから─────
それに気づいた"何か"が、わたしにきっかけを与えてくれたのかも─────
(君のままじゃ………エリアのままじゃ、ダメなのか?)
────水の巫女としての誇りは持っています。その命としては、全うしました。だからこそわたしは、転生を望みます。
あらゆる生命のひとつとして、また生きてみたいのです。
だから………ルーネスさん、あなたはもう、自分を責める必要はありません。
わたしに対する自責の念から、解放されて下さい。
失われてしまった者たちの分まで ────
今この時を愛する人々の為に、
"自分"を生きて ─────
「ありがとう、エリア。おれ………生きるよ、今を」
END
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