8話 使い魔レース
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す
「明日奈はスズに乗れ。俺はフウに乗る」
「分かったわ」
とは言ったものの、どちらがスズなのか分からない
とにかく、和人君が向かわなかった方に乗ればいいんだよね
「準備はいいか?」
「バッチリ!」
「了解!フウ!スズ!いいぞ!」
『しっかり捕まっててくださいね』
「へ?きゃあ!!」
突然声が聞こえたと思ったらいきなり走り始めた
「さっきの声はあなたの?」
『はい。ユニコーンのスズと申します。よろしくお願いしますね。明日奈さん』
「うん。よろしくねスズちゃん」
『スズ、もう少しスピードを上げますか?』
『いえ。今はまだこれでいいかと・・・・・・和人!前に敵です!』
スズちゃんの言った通り、確かに前には敵がいた
「了解!フウ!サンダー!」
『使い魔使いが荒いですよ・・・・・・・』
フウちゃんは雷を発生させると敵を倒していく
「凄い・・・・・・・・」
『ここから先は、空ルートと地面ルートがあるみたいです』
「空ルートで」
『はーい』
私達は敵とエンカウントせずになんとか、出口に辿り着いた
『いっきますよー!』
出口から出るとそのまま空を飛ぶ
「綺麗!!」
「だな」
そこには綺麗な虹がかかっていた
ふと和人君の方を見ると、驚きの光景が目に入った
フウちゃんに羽が生えていたのだ
「まさか、フウちゃんって・・・・・・・・」
『はい。ライトユニコーンです』
「ライトユニコーンを使い魔にしてたのって和人君だったの!?」
「そうだ・・・・・・・・周りになんて言われるか分からないしな・・・・・・・
それに俺にはあのスキルも・・・・・・・」
「スキル?」
「いや!気にしないでくれ!」
「そっか・・・・・・・私、このレースに出れてよかった」
「俺もだよ」
◆
「優勝は桐ヶ谷和人&結城明日奈ペアです!」
結局あの後、誰も私達に追いつけず私達が優勝となった
「商品はペアリングです!」
「「ペアリング!?」」
「はい。大空の加護と言うスキルが手に入ります」
「「大空の加護?」」
「その名の通り、空があれば敏捷値プラス20なのです」
「マジかよ・・・・・・」
「なんか、凄いね」
こうして、まだ付き合ってもいないし、結婚もしていないのにペアリングをゲットしました
私はそれを毎日眺めては笑ったので里香からは気持ち悪いよと言われちゃいましたが
仕方ないですよね?だって好きな人とのお揃いなんですよ?
笑わない方がおかしい!
てな訳で私は幸せなんです!
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