シャルルの秘密と春奈の新たな友達……です。
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「……も、もちろん友達としてな。だから、嘘なんかつかないで正直に話して欲しい。」
一夏の二の舞はごめんなので友達と言う言葉を強調して言葉を紡ぐ俺を見たシャルルは少しだけ笑っていた。
「うん、わかったよ。……天地、こんな事いうのはアレだけど顔が真っ赤だよ?」
「……う、うるさい。それは俺も薄々感じてたことだよ。」
最近はシャルルが隣に居ると言いようの無い気持ちに捕らわれることがあった。これは間違いなく……師匠の言葉を借りると「これはまさしく愛だ!」
「まぁなんとなく俺はシャルルの言動がおかしいとは前から感じていたんだ。ほんとに男子なのか?……てな。」
シャルルは俺の言葉を聞いて若干俯いていたが気を持ち直したのか頭を上げた。
「シャルル。なんで男のふりをしてたんだ?」
「うん、その前に天地の淹れてくれたお茶が飲みたい。」
「……わかった。飲んだら―――」
「そんなに心配しなくても僕は事情を話すよ。だからお願い。」
俺が淹れたお茶を飲んで気を落ち着けたシャルルはぽつぽつと話してくれた。その話を聞いた俺は絶句した後で沸々と怒りがこみ上げてくるのを感じた。
シャルルの話してくれたことを俺なりに纏めたらこう言う内容だ。
一つ、今回の男装については身内の指示で[デュノア社]の広報と並行して俺と一夏のISの稼動データと機体データを盗むことであったと言うこと。
一つ、シャルルは[デュノア社]現社長の愛人が生んだ子であると言うこと。
一つ、経営難に至ったデュノア社を立て直すためにシャルルは利用されたと言うこと。
……俺は話を聞いている間にシャルルの表情が何度か曇っていたのを見逃さなかった。
「こんな事情があってね……僕は天地と一夏くんに近付いてたんだよ。僕は所詮、泥棒猫の娘。あの人からすれば捨て駒に過ぎないのかもね。……天地に話したらなんだか楽になったよ。デュノア社は潰れるかどこかの傘下に入るしかないかな―――まぁ、僕には関係の無いことだけどね。」
「話を聞いてくれてありがとう、天地。」と微笑むシャルル。でも、哀しみに満ちたその微笑は俺の胸をひどく締め付けた。
こんな笑顔はシャルルには似合わないと……心がひどく騒いだ。
「シャルルはどうなるんだ?」
「うん?僕はよくて牢屋行きかな?だって、フランス政府を騙したんだからね。あの人は僕に責任を押し付けて―――」
そして、俺は我慢できずに―――
「ふざけんな!」
「……天地?」
俺の押さえ込んでいた激情の枷が外れるのを感じた。そして激情は[言葉]と言う流れにのって暴れだした。
「いいはずねぇだろ!親の勝手でお前は牢屋にぶち込まれるだと?シャルルは確かに俺と一夏を
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