第1シーズン 〜千年の謎〜
第一章 【THE NEW STORY】
第四話《手から蜘蛛の糸がでるご時世、手から風とか波動だってでるだろ》
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その穴があるのは、いかにも『火サス』の雰囲気を持った海岸沿いの崖だ。街からも離れていていろいろと不便そうだ。自慢出来るといえば《大自然!》と、まぁこんな感じだろうか。
「えーと、これ、、、野宿?」
思わず尋ねた。
すると、貫は、即座に突っ込んできた。
「違うわっ!」
なかなかキレの良い突っ込みが決まった。
しかし、俺は、これが家だと言うのに納得いかない。
「いや、でも、、、」
すると、貫は、少し大きい声で言った。
「家は、穴の中にあんだよ!!!」
俺は、真顔で貫にたずねた。
「お前ってモグラなの?」
「違うわ!!!いいから中に入れ!」
するとそこには、俺の想像を良い意味で遥かに超えた環境があった。
そう、穴を降りるとそこは空洞になっていた。しかも、ただの空洞じゃない。ここは、海側から崖をくり抜いたような形になっていて。海を一望できる。確かに、これなら、自慢ができる。
まぁ、結局半分野宿だと言うのは止めておこう。
「で?お前はここで何やってんの?」
貫がよくぞ聞いてくれたと言わんばかりに答えた。
「実は、ここを拠点に、いろいろと人助けをやってんだ。簡単に言うと《何でも屋さん》だな。
まぁ、実績も仕事も無いで暇してんだけどな」
「ふーん」
俺が、普通に感心して頷いていたら突然、貫が俺の方へ飛びだしてきた。
「そこでだなっ!!!」
「あい?」
突然、至近距離まで貫の顔が近づいたため俺は驚いて、変な返事をしてしまった。
「迅!俺と一緒にここで《何でも屋》をやらないか?」
その言葉に、俺は最初驚いたが、少し考えて言った。
「まあ確かに何やって良いのか分からんし、いいぞ!
俺もやろう《何でも屋》!!!」
俺のその言葉を聞き貫は、ガッツポーズをする。
「よしっ!」
そこで俺がまじめな表情で貫に言った。
「しかし、条件がある、俺が何故こうなったのかを一緒に調べてくれ。
そして、俺にこの世界の事を教えてくれ。」
貫はノリノリで気持ちの良い返事をした。
「あぁ!いいぞ!」
すると貫は、手を胸元にかざし先ほどと同じ青い炎を出した。
「まずは、これについてだ。お前の風や、俺の波導のようにこの世界の者は1人1つずつ能力の才能を持っている。この能力の総称を《騎士の巧知》と言う。そして、そのナイトスキルを使う俺らの名前は、《魂の騎士》さっき、動いて分かっただろうが、ソウルナイトの身体能力は人間の比にはならないくらい高い。そして、細胞自体の強さも違う。人間には、寿命というのがあるだろうが、俺らには死があっても寿命はない。つまり、ソウルナイトは、事故や病気などに
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