第1シーズン 〜千年の謎〜
第一章 【THE NEW STORY】
第二話《N》
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じきれるようななぎ払いが俺を襲う。
先程の攻撃は、半分まぐれで躱したが、今度は身体の反応が追いつかないのが分かる。
こんなとこで終わるのか----------------
ピロロロロロロロロロロ??
その時、誰もが聞きなれた発信音が聞こえた。
それを聞いて俺は、つい、声に出す。
「何だ?」
Nは華麗に攻撃をやめ、ふわりと着地し、着地と同時にメガネの様なものを取り出し顔にかける。
「えっ仕事?げっ、忘れてた、今いいとこなのに、、、あっ!あっ!はい!行きます行きます!」
どうやら急用が入ったようだ。
Nは、通話を終わらせ、メガネの様なものをしまうと、「ちっ」と舌打ちをした後に、俺に向かって言った。
「んじゃ、そういうことなんで」
と言うとNは神様と同じように手を天にかざした
周りが暗いので、明るくて綺麗だ------------
しかし、俺は、綺麗という感情より、嫌な予感がしてならなかった。
俺の、体から冷や汗の様なものが出ている。手のひらは、手汗でびしょびしょだ。
そして、俺は全てを理解した。
「まさか??」
そう、あれである
「《天地開闢》??」
「ウガギィヤァァァァァァ??」
暗闇に、俺の悲鳴が響きわたった。それと同時に俺の身体も光の中に消える。
* * *
------謎の泉------
地味に《天地開闢》の衝撃が痛く俺はイライラしながら目を覚ました。
辺りは、暖かい光に包まれ、小さな花がちらほらと咲いている。
「った〜ここどこだよ」
先ほどと同じ様に周りを見回しながら、そう言っているとどこかから掛け声が聞こえてきた。攻撃の。
「うらぁぁぁぁぁぁぁ」
誰かの回し蹴りが俺の背中にクリーヒットした。俺は、たまらず少し前へ吹っ飛び倒れる。
「グギャッ!
なんで俺はこんなにひどいしうちをうけてんだよ!
つーか誰だよあんた??」
イライラの限界がちかづいている俺。白く透明なローブを身にまとった、回し蹴りをした本人は、そんな俺を不思議そうに見ながらも、堂々と話し出した。
「俺は大妖精だ。」
俺は、正直、その言葉を疑った。それは、ただ単に俺が、《大妖精=冷静沈着》と思い込んでいたからかもしれない。
俺が、大妖精のことを大妖精と、信じられず、口ごもっていると大妖精が、バカにした口調で言った。
「それにしてもお前弱すぎやせんか?それでよく《千年に1度の存在》に選ばれたな」
馬鹿にされた気がしたが、ごもっともなので何も言い返せない、なので仕方なく------------
「うるせぇよ」
------------と、言って
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