暁 〜小説投稿サイト〜
千年の魂.
第1シーズン 〜千年の謎〜
第一章 【THE NEW STORY】
第二話《N》
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「うっう〜ん、ここは?」

俺は、意識が朦朧(もうろう)とする中、辺りを見回す。
しかし辺りは、薄暗く遠くまで見えない。これでは、周りの様子が把握できない。

『あれ?俺は地上に送られるんじゃ、、、
だいたいここはどこだ?』

俺が一人心の中で呟いているとどこからか------------------

トン、、、トン、、、

------------静かな空間に足音が響く

俺は、その足音に向かい警戒した声で言う

「誰だ??」

するとどこからか、余裕な笑いがきこえてきた。

「ふっふっふ」

すると、突然、暗闇の中から黒のローブを羽織った男が現れ俺の前に立つ。その腰には、少し長めの(つるぎ)が携えられている。

「ここは天と地の狭間、《千年に1度の存在》だかなんだか知らんが再び下の世界に戻っても、ろくなことないぞ?」

片足を前に出し腕を軽く上げて構えながらも、俺は、黒ローブの言葉についてききかえす。

「何故だ?」

すると、その男は、真面目な顔になって言った。

「すぐ死ぬからさ」

!!!!

一瞬だが、声も出なかった

そんな俺に黒ローブはたずねる

「それでも行くのか?」

しかし、俺は、悩まなかった。

「あぁ、俺は下に《大切なもの》を忘れて来ちまったからな」

遠い空を眺める様に言った。

そして、俺は、ふと気になったので聞いてみた。

「そういえば、お前名前は?」
「俺は、、、Nとでも言っておこうか」
「、、、変わった名前だな」

まさか、頭文字を名乗るとは思わなかったので少し驚きを覚えたが、よくよく考えてみればこいつの名前などどうでもいい。
俺は、すぐに意識をNと名乗る黒ローブに向け直す。

「まあいい、俺がお前が《千年に1度の存在》として相応しいか試してやる」

するとNは、いきなり剣を抜き俺に襲いかかって来た
剣のリーチとNの素早さが重なり、俺の目の前に剣がグンと伸びてくるように見える。

バッ??

「ちょっ??」

バッゴーン????

寸前の所で俺は、声を漏らしながらも苦し紛れにその剣を躱した。俺の躱した剣が地面を砕く。
見ただけで、Nの攻撃の威力が恐ろしいものだとわかるが、砕けた地面を見るとそれが一層伝わってくる。

「ちっ外したか!」

そう言うと、Nは、地面から剣を上げ、構えなおしながら、再び俺の方を見る。
俺は、たまらず声をあげる。

「試すってあんなのくらったら死んじまうぞ??(もう死んでいるけど)」

しかし、構わずNは向かってくる。こいつにも、慈悲はないようだ。

「うらぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」

空間が、ね
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