コードギアスR2
番外編028話 建国式典の裏側にて。
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だと? ふざけるのも大概にしろ!」
「落ち着け。確かに予想外の出来事ではあるが、だからと言って今すぐお前に関係がある訳では無いだろう?」
お気に入りの人形を胸に抱き、自らの契約者へと声を掛けるC.C.。だが、そんなC.C.へとルルーシュは鋭い視線を向ける。
「俺達に関係無い? そんな筈があるか! お前もあの放送を見ただろう? 星刻が作りあげた国だ。中華連邦の蓬莱島を本拠地とする俺達黒の騎士団に影響が出ない筈はあるまい。星刻の件に比べれば、オデュッセウスがいたのはどうでもいい事だが……」
「星刻か。建国なんて真似をするという事は、総領事館で私達と関わった時には既にこの件を進めていたんだろうな」
「……だろうな」
「ふふっ、星刻の動きを見抜けなかったのが悔しいのか?」
からかうようなC.C.の口調に、ピクリとしつつも受け流すルルーシュ。
やがて、気を取り直したかのように建国式典の映像を改めて再生する。
「星刻も問題だが、やはり最大のイレギュラーはこのシャドウミラーという部隊だな。この虫型の機体はフランスや中華連邦で幾度か見かけられた機体だ。恐らくは異世界とこの世界の違いや、戦力を確認していたんだろうが」
「異世界、か。この世界の外なら……あるいは……」
ルルーシュへと聞こえないようにポツリと呟くC.C.。異世界ならば自分の望みを叶える手段があるのではないか、と。特に魔法という存在がある以上は、と。
そんな風に別々の事を考えつつも、その対象は同じである2人は暫く黙ったまま自分の考えに没頭するのだった。
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